夏
明日もだせるかな?
季節はもう夏本番。うだるような暑さ、日光の強烈な眩しさ、早く冬にならないかと考えてしまう。そんな季節、夏。
「あつい~、クエスト行きたくない〜」
「毎年この季節になるといつもそうなんだから。少しは暑さに慣れなさい」
「そう言うレイナもなんで部屋にこもりっきりなんだよ。しかもここ俺の部屋」
「わ、私の部屋はいろいろおいてるせいで狭いからエアコンが効きすぎるの!」
「とか言って〜!ホントは俺と一緒にいたいだけでしょ~?」
「バ、バカ!せっかくアイスでもあげようとしたのに!もうあげない!」
「あっ!それは卑怯だぞ!」
「卑怯じゃないわよ!」
「おーおー、こんな暑い中イチャコラしてんねー!」
「ビースさん、どうしました?」
「すごーく良いニュースが入ったの。聞く?」
「聞きます聞きます!」
「どうやら『ヴォイススピーカー』にプールが出来たらしいわよ」
「プ、プール!行きましょう!絶対行きましょう!」
「大丈夫、最初からそのつもりだから。もう向こうには許可取ってるから、みんなで行くわよ!」
「ヤッター!」
「おー!本当にプールできてんじゃん!」
「よく来たな!『トリガーバレット』の諸君!是非、今日は楽しんでいってくれ!」
「ありがとうございます!」
かなり広いプールが3つも作られている為、全員で押しかけても余裕で入れる。水をかけあって遊ぶ者、本気で泳いでる者、みな思い思いにあそんでいる。
「よう!ザブザ!」
「ケッ!テメェも来てやがったか!」
「そりゃあねぇ。こんな凄いもの作られちゃぁ来るしかないでしょ」
「あら、レイナさんじゃないですか」
「うっ、シズカ······。何よ」
「あなたが来てるってことは·····レンさーん!」
「あっちょっと!んもう!」
遠くからシズカの声がする。おそらく探してるのだらう
「へっ!モテモテってのも辛ぇなぁ!」
「おいおい、モテないからって僻むなよ」
「ああぁ?今日ぐらいは停戦してやろうかと思ってたがよぉ!こいつはムカつくなぁ!」
「ザブザ、止めなさい」
「チッ」
「毎度毎度、うちのザブザが申し訳ありません!」
「いえいえ、つっかかってるのは俺の方ですし····」
「ところでどうでしょうか·····水着を新しくしたのですが。似合ってますか····?」
「うんうん!似合ってる!」
「ホントですか!良かったです。でも、まだわからないのでちょっと別の場所で·······もっと·····すみずみ!まで·····!」
「ちょっと待ちなさい」
「なんですか、レイナさん」
「なーに自然な流れで誘ってるのよ。レンも!何でもかんでも乗ろうとしないの!」
「はーい」
「さっ!プールを楽しみましょうか!」
「ザブザー!競争しね?」
「よし!望むところだ、バカヤロウ!後悔させてやんよ!」
「イチについて、よーい」
「実はな、このプールの水は俺の氷を溶かした物なんだよ」
「それがどうした」
「ってことはな····」
「どん!」
「俺が自在に操れんだよ!」
ザブザは自らのレーンに水流を作り、加速していく。
「それじゃあ、俺の本気見せるか!ハァァァァァ!」
第二の能力を使い、アスリートレベルの脚力に強化。
「オラオラオラオラ!」
「負けるかぁぁ!」
「勝者、レン!」
「よっしゃぁ!」
「クソッ!なんなんだ、あの脚力はよぉ!」
「レンさん、おめでとうございます!ご褒美にはい!チュッ!」
シズカはみんなが見ているにも関わらず頬にキスをしてくる。
「ちょっとシズカ!私もまだなのに····!えーい私も!」
「レイナまで!」
夏の暑さはどうやら人の頭も狂わせるらしい
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