初護衛、初師匠
舎弟って大事だよね
初めての星2クエストは下級貴族の護衛になった。貴族だけあって羽振りが良く、チルドレン限定だったので受けることにした。今回の付き添いはシュウさんが来れないため、ノブさんに来てもらった。
「今日はよろしくおねがいします!」
「よろしく」
「レン!相手は貴族の子なんだから敬語で話しなさい!」
「いえいえ!貴族といいましても下級な者ですから。逆にラフに接していただいた方が僕的にも気が楽なので。ところでお三方のお名前は?」
「私はレイナ、こっちはレン。で、あそこの黄昏れてる人がノブさん。あなたは?」
「僕はノズレース・マルク、マルクとお呼び下さい」
今回の任務はマルクが山へハイキングをするための護衛だ。親がかなりの過保護らしくいつもは両親プラス普通の護衛で来ていたが、用事で来れなくなってしまったためチルドレン限定の依頼にしたらしい。
「貴族っていうからもっとイヤな奴かと思ってたけど、いい子そうな人で良かったわ」
「下級貴族は上流階級の中でも一番地位が低いからそんな驕り高ぶるってる奴はいやせんよ」
「そういえばどうしてノブさんが付き添いなんです?」
「1つは今回の依頼はチルドレン限定でやすから。シュウくんはこれやせん。2つ目は場所が山だからですねぇ。私は虫に詳しいですから」
「確かに適材適所ですね」
「マルクくん。何か虫とかで気になる事があれば聞いてくださいね。私は今回そのために来たんですから」
「はい!ありがとうございます!」
しばらく歩くと、山道のような所に到着した。
「ここら辺、何か出そうだなぁ」
「もうこの山に何度も来てますけどここらで動物とかに遭遇したことはありませんよ」
「そう?何かいそうな雰囲気なのになぁ」
「ほら、さっさと歩きなさい」
マルクの言った通りに山道からは何も現れず、そのまま山頂に着いた。
「ここが山頂です。景色が綺麗なので良く来るんです」
「おおぉー、こりゃ絶景だ!」
山頂からは近くの山々や川を見下ろせ、遠くには王都や城下町も見える。
「ちょっと前までは桜が咲いてたんですが、もうさすがに散ってますね」
「でも青々しい木も綺麗なもんだよ」
山を登ったという達成感、そこにこの絶景。最高のコンビネーションだ。
山頂には虫や動物も見受けれた。ノブさんがマルクのおもりをしている間、俺たちは休んでいた。
「ふぅ、山なんて登ったの初めてだよ」
「あら、意外ね。ま、そうゆう私もあまり無いけど」
「こんな眺めが良いところならお弁当でも持ってくればよかったわね」
「今度暇な時にでも行こうか!」
「えっ!それって······デデデデ!」
その時
「うぁー!」
「どうした!?」
「ば、化け物だぁ!動物みたいなのが急に襲ってきて·····!ノブさんが今戦ってるんです!」
「レイナ!安全な場所に避難させてから来て!」
「わかったわ!気をつけて!」
「おー、不意打ちには驚きましたが強さはイマイチですね。ですがヘビを基調としたデザイン。美味しそうですねぇ!」
「助太刀に来ました!」
「おっ!素早く来れましたね!合格です!美味しそうですがレンくんの成長のために譲りましょう!」
「ありがとうございます!」
ヘビのような魔物はノブさんしか警戒しておらず、おかげで楽に攻撃できそうだった。
「くらえや!5倍増し!脳天割り!」
「キギャー!」
「討伐成功!」
「かっ、カッコいい·····!」
「あれ?なんでマルクがここに?避難は?」
「見たい見たいって言われるもんだから。仮にもマルクくんは依頼主だから」
「レンさん!あの大っきくさせたやつ!どうやるんですか?」
「いやーあれは······特殊能力というかね、ギフトだよ、うん」
「ギフト?」
「そう、マルクにもいつか発現するかもしれないんだ!そうなるように祈っておいてくれ」
「わからないですけど·····僕にもなれますよね!レンさんみたいに!」
「ああ!信じればなれるさ!」
「やったぁ!」
「案外優しいじゃない、レン」
「まあ、夢を見るってのは大事なことだから」
こうして初星2クエストは終了した。
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