召喚少女達
ビースはサーカスの調教師みたいな格好で、褐色のお姉さん系ですね
「先手必勝!」
ビースは戦闘が始まるやいなや三体の合成獣を召喚した。
「ウシ×ライオン!カメ×アルマジロ!フクロウ×タカ!」
攻撃、防御、援護のバランスがとれた陣形である。それに対し
「おいで!私の蛇ちゃんたち!」
ヘーグは笛を取り出し、おもむろに吹き始めた。すると案の定蛇がわらわらと召喚された。その数およそ100匹、圧巻の光景である。
「また数が増えたのね。しかも色が派手になってるし」
「かわいいほうが良いに決まってるじゃなーい!今日は戦闘だからまんまり派手派手じゃないけどー、いつもの蛇ちゃんたちはもーっとデコっているのー!あっ!後で写真送ろうか?」
「止めときなさい。あなたそれで前に一匹ずつの写真送ってきたせいで怒られたでしょ」
「あれそうだっけー?まあいいや!やっちゃえ!」
「!?」
なんと世間話をしている最中に不意打ちを仕掛けてきた。ビースはこれに対応できず、攻撃役の方にダメージを負わせてしまった。
「クッ!あなた、やり方を変えたのね」
「やっぱり蛇使い的にはこっちの方があうからねー!」
と、言うとまた不意打ち。しかし、今回はしっかり対処に成功。防御役に庇わせることができた。
「さあ、反撃よ」
まずは攻撃役のキメラがヘーグにまっすぐ突っ込む。これを蛇で難なくガードする。しかし、ガードにかなりの蛇を使ってしまっている。
「あら、燃費悪いわね」
「そりゃ無限に呼べるからね」
すぐさま笛を吹き、今失ってしまった分を補充。
「このペースじゃ減らしきれないわね。増やそうかしら」
「え!ここから更に増やせるの!?」
「ええ、楽勝よ」
「トラ×ウマ」
「ほ、本当にできた·····」
「4体も出すってかなり体力削られますよね?」
「ああ、本来ならな。でもビースは何度か能力のために、野生の動物と生活していた時があったからそこで体力とかを鍛えていたんだ。だから僕よりも体力はあるよ」
「え!体力バカのジンさんより!?」
「まあ、多少は無理をしてやすけどね」
「ノブさん!わかるんですか?」
「同期ですからね。パートナーとして一緒にクエストしていた時期もありましたからわかりやすよ」
「一気に私の蛇ちゃんたちを殺っちゃうつもりね」
「さて、どっちが早いかしらね?殺れ!」
「迎え討って!蛇ちゃんたち!」
そこからは動物と動物との壮絶な殺し合いだった。攻撃役のキメラは何も考えず本能のまま殺し、防御役のキメラは守りつつ攻撃を行い、援護役のキメラは着実に距離を保ちながら殲滅をしていた。
ヘーグは一定数の蛇がやられたのを確認すると笛を吹き、再び召喚する。
ビースはキメラたちに細かい指示を出しながら体力の回復を試みていた。おそらく回復し次第もう一匹召喚しようとしているのだろう。
「いっけー!」
「頑張ってー!」
そして、十分が経過した頃
「ハァ、ハァ、ハァ·····」
ヘーグの体力は底をつきかけていた。それも無理ないだろう。蛇が減るごとに召喚を行うため、それほど多く能力を行使している。しかも5分経った頃にビースがもう一体の攻撃役のキメラを召喚した。これにより蛇の消化スピードがさらに加速した。
「ハァ、ハァ、ハァ······」
「もう降参かしら?」
「そんなこと·····するわけ······ない·····わ······」
バタッ!
ヘーグは体力の限界により倒れてしまった。
「勝負あり!勝者、ビース!」
「ドクター!早く診てあげなさい!」
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