開戦
グラップラー刃牙の最大トーナメント編面白いっすよね!
「今日は対人訓練だ!」
「対人?なんでそんなのするんすか?相手は魔物だけなんじゃ······」
「はぁ······レン、あなたって本当に何も知らないのね。いい?邪神軍は天界から墜りてきた時に世界の東側、シュリンゲル王国を含めた複数の国を自らの領土にしたの。だから敵にも人間がいてもおかしくないでしょ?」
「前線基地のイカイロスベースからの情報だと、実際に人間が操られて襲ってきたっていう実例もあるぐらいだからね。しかも魔物の全てが動物を模した物とは限らないし」
「なるほど、なるほど。無知の知ってこういうことなんだろうなぁ」
「対人訓練の際はいつも僕達のギルドと友好関係にあるところとの合同訓練になるんだ。たぶんもう少しで来ると思うからロビーの方に行こうか。全員でお出迎えせるのが礼儀だからね」
しばらく待っていると外から馬車の足音、そして賑やかな声が聞こえてきた。
「『喧騒の音源』(ブォイススピーカー)のみんながご到着よ!扉を開けなさい!」
扉が開かれると、わらわらとかなり騒がしい連中が入ってきた。
「やあやあ、皆の衆。初めての者ははじめまして。久しぶりの者は久しぶり。『喧騒の音源』(ブォイススピーカー)のギルド長、すぅぅぅぅぅぅ·····」
なぜか急に息を大きく吸い始めた。
「ヤバい!耳をふさげ·····」
❴ブァンダルだー!!!!!!よろしくーーーーー!!!!!❵
あまりの声の大きさに窓やガラスの食器などは割れ、耳の塞ぎが甘かった者、塞げなかった者は気絶してしまっていた。
「あ、あんた·····この挨拶やめなさいって去年も言ったわよね······」
「そうだったか?忘れたな!ハッハッハ!」
素の声でもかなりうるさいおっさんだ。
「レン、よく塞げたな。俺らが新人の時は反応が遅れちまってな、今のレイナみたいになっちまったよ!」
反応が遅れたレイナは鼓膜こそ大丈夫だったが、あまりの声の大きさにビックリしたのか痙攣をおこしている。
「新人どもには説明はまだだからしてやろう。これからギルド対抗の対人訓練を行う。うちのギルドのやつとお前らとで戦い、一番勝ったやつが多いギルドが勝利。ルールはこちらで予め決めておいた一対一の組合せで戦う、武器の使用は禁止、対戦相手が戦闘不能と見なされればそこで決着。ここまでで質問は?っても去年もやったから大半のやつはわかるだろ!よし!三十分後開始!」
対戦表の一覧が配られたので見てみると、どうやらチルドレンはチルドレンと。新人は新人とでしっかり公平な組合せとなるように調節されていた。
「えーと、第一回戦は····俺VSザブザ。このザブザってのが新人のチルドレンってことすかね?」
「!?あのザブザか!」
「え?」
「もう忘れたの!鑑定が終わった後の!あんたが唯一話しかけたあの!凶暴さで有名な!」
「あー!そういえばいたなぁ!そんなやつ!」
「はぁ、大丈夫なの?相手は色んなスポーツで優秀な成績をおさめてる超運動神経バツグンなのよ?」
「大丈夫!能力で補う!」
「ハハハ!そうそう!それぐらいの意気込みで行けば勝てるさ!」
「それでは第一回戦はじめます!レン選手対ザブザ選手!」
「テメェ、思い出したぜ。俺様に唯一話しかけてきた邪魔虫野郎だな?ブチコロしてやんぜ!」
「おなしゃーす!」
「いけー!ザブザー!やっちまえー!」
「レンー!負けないでねー!」
「始めいィ!!」
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