武器
セリフ書くのがね
楽しかったよ、今回は
「今日も採集かな?」
「さすがに飽きたわね」
初クエストからの一週間はずっと同じクエストをさせられた。来る日も来る日も薬草を取る。実に空虚だった。レイナに関しては火の精霊を出して草を焼き始めた日もあった。
「初日の報酬は焼肉に使ったのに、なんでその後からのは使ちゃだめなのかしら?」
「なんか考えでもあるんじゃね?」
と話しながらシュウさんが来るのを待っていた。
「おはよう、二人とも。今日は、採集ではありません!」
「じゃあ、何をするんですか?」
「フフフ、今日は討伐クエストだ!」
「と、討伐!」
「そろそろお前たちにも本番が必要だろうからな。そして、今日はクエストに出発する前に一つして欲しい事があります。とりあえず貯めとけって言っといた金もってこい」
「いくらぐらい稼いだんだ?」
「俺は3万ゴールドですね」
「私もそれぐらいね」
「よしよし、上出来だ。じゃあこれからその金を持って王都に向かうぞ」
「買い物ですか?」
「ああ、お前たちの武器や防具だ!」
「おお!」
「やっと買えるのね!」
「討伐クエストをやるんだったら少なくとも武器は必要だしな。だからお前らには金を稼いでもらっといたんだ」
「なるほど、そのためだったのね」
「さあ、馬車の準備はできてるから、行こうか!」
「久しぶりに来たわね」
「もう一ヶ月くらい経ったっけ?速いなぁ〜」
「よし、ここで降りようか」
この城下町はいつ見ても賑わっている。前はあまり全体を見れてなかったが、今回はしっかりと目に焼きつけといた。シュウさん曰く、王都にはそこそこの頻度で来るらしいのでよーく道なども覚えておくことにした。
「そういえば、ここらへんにもギルドが建っているんですね」
「ああ。でも、ここらにギルドを構える奴らは僕達とは違って超お金持ちギルドだけだよ。だいたいのギルドはうちみたいに町のはずれとか、郊外とかに建てるよ。仕事の依頼は上から平等に振り分けられるから、場所はあまり関係ないんだよ。"ある場所"を除いてね」
「?」
すると急にシュウさんが歩みを止めた。
「ここだよ。うちのギルド御用達の武器屋。その名も『土和風』。お邪魔しまーす」
「おお、よく来やがったなぁ、シュウ!何の用だ?コンニャロ!」
「新人が入ったんで一式を買いに来ましたよ」
「んなの見りゃわかるわ!バカったれい!俺はこの店の店主、ドジロウだ。アホッタレイ!」
「私、レイナといいます。以後お見知りおきを」
「んな長ったりぃ挨拶ゃいらんのよ!アンちゃんは?」
「レンです。よろしくっす」
「ふっ!腰抜けそうだな!せいぜい俺の武器をゴミみてぇに扱うんじゃあねエぞ!」
「口悪くないですか?」
「そういう人なんだ、許してやれ。武器の方は一級品だから」
「オウ、ところでシュウ。武器見せてみろや」
「はい、どうぞ」
「んー、ホウホウホウホウ。よし!合格!ちゃんと使ってやってるな!バカったれにしてはやるじゃねえか!ガハハ!」
「ありがとうございます」
「よし、ちゃっちゃと武器決めちまうか!」
「こうやって機嫌さえ良くすれば心配いらないよ」
「おし!そこの嬢ちゃん!得意な武器は?」
「無いですよ」
「ああん!?ない!?じゃあ好きな武器は?」
「無いですよ、というか武器なんて生まれてこのかた触れたこともないです·······」
「カーッ!なんちゅう野郎だ!おいシュウ!こいつら戦闘経験は!」
「武器有りはゼロです。何しろチルドレンですから」
「チッ!どいつもこいつもチルなんちゃらやり、能力どうこうってよ!バカか!おい嬢ちゃん!どんな能力だ!」
「せ、精霊を出せます·····」
「召喚系か!ビースのやつから武器とかは聞いてねぇのか?」
「ないです······」
「チッ!今度アイツが来たら武器一回へし折ってやる!よし!お前らみたいに召喚する奴らは前線では無く後衛として戦うのが主だ!だから遠距離から攻撃できるのがオススメだ。嬢ちゃんは魔法の心得は?」
「ないです」
「さっきっからねぇねぇねぇってよ!なんの経験も無いんか!くそったれが!お前にはこれだ!弓!次にアンちゃん!」
「使ってる武器は無し、好きな武器は青龍刀、能力は巨大化です」
「よし!お前にはこれだ!棍棒!」
「結構すんなり決めますね、僕の時は結構時間かかったのに」
「バッキャロウ!ここから時間がかかるんだよ!今決めたのはコイツラに合う種類!時間がかかるのはどの物と相性が良いかを見るんだ!」
「え!ここからもっとかかるんですか?」
「あったりめぇだ!無し女!弓なんて大量に作ってるから特に時間かかるからな!」
「ひ、ひぇ~」
そこから三時間ほど経って·······
「よし!二人とも決まったな!嬢ちゃん、あんたのは『彗星弓』。アンちゃんのは『鬼の金棒』。どっちも大業物だ!使いこなせなかったらただじゃおかん!」
「あ、ありがとう·····ございました·····」
「また来ますね」
「もう、私、あそこ、行きたくない·····」
レイナは疲れと恐怖で泣きそうになっていた。
「レンは怖くないの······?」
「あの人から怒られないような立ち回りはたぶん性格的に得意なんだよ。レイナは苦手だったってこと」
「絶対に武器は壊さないようにしないと·····」
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