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また、つまらぬものを斬ってしまった……で、よかったっけ? ~ 女の子達による『Freelife Frontier』 攻略記  作者: 一色 遥
第五章『サヨウナラが言えない』

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さらなる高みへ

前回のあらすじ

・見た目より強い修行僧

・ぶっつけ本番2連発

「やっぱり、刀を使おうと思う」


「……ふーむ、にゃ」


 僧ゴリが光となって消えたあと、私達は次のエリアへのゲートをくぐらず、腰を落ち着けて話し合っていた。

 というのも、敵の強さが予想以上だったり、【ゴリラの枷】の効果が結構色んなところに影響してることが分かったからだ。

 ほんっとに面倒なスキルだよねー。


「刀にするのは良いけどにゃー……。振れるのかにゃ?」


「それは正直わかんない。でも、さっきの僧ゴリも、刀だったらこじ開けられた気がする」


「なんとも具体性に欠ける返答だにゃあ。ま、でも、セツナがそうしたいならそれが一番だぜ」


 ニカッと良い笑顔(当社比)で言い切ったケートに、私は笑いつつ「ありがと」と返して、スキルを外していく。

 ゲートをくぐってないからか、まだセット可能枠は2つしかない。

 だから私はとりあえず、【抜刀術】と【見切り】をセットすることにした。


「てかそれよりも、聞きたいことがあるんだけどにゃ」


「ん? なにー?」


「さっきの最後の技? アレってなんなのかにゃ? 我流とか言ってたけど」


「あー……分かんない。なんか斬ろうとしたら、不思議と頭に浮かんだんだよねー」


 当たり前なんだけど、私はちょっと運動神経が良いだけの普通の女子高生。

 漫画とかゲームの主人公みたいに、“実は過去に剣の道場に通っていて……”みたいなことはないのだ。

 だからこそ、私自身……アレがなんなのかはよく分かってなかったり。


「ふーむ……。ちなみにセツナ、【抜刀術】のレベルはいくつになってるのかにゃ?」


「え? えーっと、たしか15だったような……」


 普段からあまり気にしてないだけに、ちょっと不安になって見てみれば、スキル欄にはしっかり【抜刀術Lv.15】と書かれていた。

 あってたー。


「もしかすると、派生スキルが生まれたのかもしれないにゃー。魔法スキルで生まれたって人も、レベル15だったらしいし。習得可能リストを見てみたらいいんじゃにゃいかにゃ?」


「りょーかーい。えーっと……なんか変なのがある。“習得可能ユニークスキル”?」


「大正解みたいだにゃー。たぶんそれにゃ。さっき技が発動したのは、お知らせの代わりだったのかも、だにゃ」


「そういうものなのかなー?」


 いやそれって、上手くいったから良かったけど、全然違う技が出てた可能性もあったってこと?

 それはちょっと怖すぎでしょ。



「で、何が生まれてたのかにゃ?」


「えーと、【朧霞閃影(ろうかせんえい)】? 内容は……“【抜刀術】を使い、頂へと手を掛しプレイヤー、セツナのオリジナル戦闘術。光が閃き、朧に霞む”だってー」


「なんか、無駄にカッコいい説明文だにゃ」


「だねー。私のオリジナル戦闘術ってことは、私しか持てないってこと?」


「そういうことだにゃー。それがいわゆるユニークスキルってやつだぜ」


 あ、だから“習得可能ユニークスキル”なのかー。

 なるほど、なるほど。


「じゃあ、これを習得して……次の枠解放のタイミングでセットしとく」


「ういうい。んじゃ、私もちょーっとスキルを変えようかにゃー」


「変えるの?」


「うむー。魔法の威力が下がってたり、魔法連結もスキル無しじゃ制御が難しかったからにゃー。ちょっと考え方を変えようと思って」


 言いながらケートはメニューを操作して、私にセットしたスキルを見せてくれる。

 そこには、【ゴリラ語理解】と【ゴリラの枷】に並んで、【付与魔法Lv.5】と【呪術Lv.6】がセットされていた。

 なにげに、前見たときよりもレベルが高くなってる……?


「……で、このふたつだと何ができるの?」


「簡単に言うと、バフ・デバフだにゃー。味方を強くして、敵を弱くするってやつだぜ」


「ふーん……?」


 えーっと、どういうこと?


「あー、【付与魔法】にある『シャープネス』って魔法を使うと、武器の切れ味が上がるんだぜー。逆に【呪術】の『スロームーブ』は、対象の動きを遅くする魔法って感じだにゃー。【付与魔法】と【呪術】は、覚える魔法の数が、他の魔法スキルより多いから、色々と汎用性がきくんだぜー」


「へー。じゃあ、私の動きを早くするとか、力を強くするとかできるの?」


「うんにゃ、それはできない。なんでも、脳に過剰な負荷がかかって、ダメになっちゃうらしいぜー。いくらセツナでも、廃人にはなりたくないでしょ?」


 それは誰でも嫌だと思う。

 でもそっかー、そういうことはできないんだねー。


「じゃあ、ケートはサポートに回るってこと?」


「ステータスの減少具合によるって言いたいところだけどにゃー……最初のゴリラとさっきのゴリラじゃ、強さの格がかなり違ったし、このペースで格が上がるなら、私の火力じゃ燃費が悪すぎるにゃーってにゃ」


「そう? 全然戦えてたと思うけど……」


「適材適所ってやつにゃ。セツナは動くのが好き、私は動かすのが好き、オーケー?」


 言わんとしてることは分かるけど、それって私が良いように使われるだけじゃないの?

 まあ、考えるのはケートに任せた方が楽だけどさー。


「そんじゃ、同意も得たと言うことで……次のエリアに行くかにゃー」


「あー、うん。そうだねー」


「次は何が来るかにゃー? 森、崖と来たら……はい、セツナさん」


「え? あー、川?」


「ありそうだにゃー」


 「今回みたいに、ゲートくぐった瞬間、川だったりしてー」とかなんとか、私達は軽口を叩きながらゲートをくぐった。


-----


 名前:セツナ

 所持金:99,920リブラ


 武器:居合刀『紫煙』

 防具:戦装束『無鎧』改


 テイム(使用不可):ブラックスコーピオン(幼体)『ハクヤ』(所持スキル:【切断Lv.3】【刺突Lv.3】【神速Lv.2】【蠍蟲拳(かっちゅうけん)Lv.3】)


 装着スキル:【ゴリラ語理解】【ゴリラの枷(現在7枠)】【見切りLv.4】【抜刀術Lv.15】


 未装着スキル:【幻燈蝶Lv.6】【蹴撃Lv.12】【カウンターLv.10】【蝶舞一刀Lv.11】【秘刃Lv.2】【符術Lv.3】【八極拳Lv.6】【朧霞閃影Lv.1】



 名前:ケート


 装着スキル:【ゴリラ語理解】【ゴリラの枷(現在7枠)】【付与魔法】【呪術】

評価とブックマークをいただければ、モチベーションアップに繋がります!

ぜひぜひ、お気軽にどうぞー!


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【お知らせ】

 私がなろうにて連載している別作品『採取はゲームの基本です!! ~採取道具でだって戦えます~』が、

 電子雑誌『どこでもヤングチャンピオン』にてコミカライズ連載することになりました。

 漫画は、劇場版ドットハックの現実キャラクターデザインを担当された『拓』先生です。

 連載は12/28配信の『どこでもヤングチャンピオン1月号』からスタート予定!

 応援よろしくお願いしますー!

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