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哀蛹乱の非行期  作者: 亡久むふ
第一章:第一節 イレギュラー

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初の裁判

 指導室には、円形に計14個の学校机が置かれていた。

机には指定がないため、各々が好きに机へ向かう。

皆は各々並べられてる机の所に立つ。

[皆様…今から討論を開始してください。]

生徒指導部の教員がそう言い放つ。

[じゃあ…まず、共通認識を作っておきたいね。

まずは…アリバイだね。

ぼくは、食事の後は体育館にいたよ。

でも、僕は生徒の視認者はいない。

アリバイにはなりきらないね。

他のみんなは?]

ゆとが、他の人の発言を求める。

[はい!私と依井奈とリリアは教室にいました。]

るあの発言後白兎が答え始める。

[俺様は爽一にくっつかれてたな。

その傍には渡辺姉妹もいたぞ。]

白兎の発言後、皆黙り込んでしまう。

[今ので分かったね。るあさん、依井奈さん、リリアさん、白兎くん、爽一くん、奏ちゃん、いなさんはアリバイがある。

しかし、僕と今発言が無かった人は…アリバイは無いということだね。]

ゆとはテキパキと討論を進めていく。

[アリバイもいいけど、死因をはっきりさせたほうがいいと思うよ。]

爽一が挙手の後発言をした。


【第一討論 死因は何か】

[おそらく、死因は《《ショック死》》だろうね。

腕が斬られて、喉を抉られ真っ赤に染まっていた。

けれど…目に見える《《出血》》は無かった。

となると残されたのはソレだけだね。]

爽一の発言に対し、るあが反論した。

[違います!死因はショック死ではないと思います!

爽一先輩の言う通り、目に見える出血は無いです…

でも!やっぱり、あれで出血0もおかしい気が。]

るあの反論に皆は考え込む。

実際、気香の遺体に出血は見られない。

でも、腕の切断、喉の抉り出血が本当無かったとは思えない。

[じゃあ…そうだね。

2人の意見、どちらも否定できないね。]

そうゆとが発言した。

[はい、あーし気になります。

気香ちゃんの殺害に使用された道具は何なんですかね。]


【第二討論 凶器は何か】

[あーしはね、あの落ちてる《《瓶》》あれが怪しいと思うの。]

いなの発言にゆとが賛成する。

[そうだね。いなさんの言う通り1つの凶器はあの瓶だ。

割れた瓶で喉を突き刺した。

問題は腕なんだよね。]

ゆとの最後の発言に白兎が返す。

[だよな。この学校で腕を切断出来る様な刃物なんて《《無いだろ》》。

調理室や食堂にも包丁はあるが、あれじゃ骨を断ち切るのは無理だろうな。]

白兎の発言にるあが反論する。

[あ…あの!刃物はあります!

一日目、資材倉庫に机と椅子を片付けてた時に重要倉庫から出てくる教頭と出会いました。

そこで、重要倉庫には危険品を保管してると。]

るあの反論を聞き、いなは納得した表情を見せる。

[そうなんだ。じゃあ凶器は落ちてた瓶と重要倉庫の危険品ってことだね。]

[そうなるね。後気になることは。

犯行可能人物を再度まとめようか。

アリバイがある人は除いてね。]

ゆとはいなの発言に頷いた後、また別の討論を開始する。

7話を読んでくださりありがとうございます!

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