学校行事計画
第三節 セイヴァー開始します。
9月10日になった。
あの日から4日しか経過していない。
体感1週間は経過した気がしていた。
るあは、9月6日から1人でいた。
繭は、なくあに預け誰とも直接的に関わらなくなった。
もう裏切られたくないから。
自由時間は必ず、教室にいた。
食堂には行く、お風呂には行く。
でも、もう生活から孤立していた。
14時50分頃。突然、教室の扉が開いた。
[るあ先輩!多目的室行くよ〜!]
扉を開けたのはいなだった。
いなの傍には、心配そうにるあを見つめる繭がいる。
[先輩大丈夫?]
繭は何故かるあを先輩と呼ぶ。
[先輩ってどうしたの?]
るあは質問する。
[え?嬉しいでしょ?先輩呼び。]
繭自身はあんまり意味などなさそうだった。
[そうだ!るあ先輩!早く早く!
繭ちゃんも!]
いなはるあと繭の手を引き走り出す。
多目的室には、皆集まっていた。
[ごめんね〜!遅れた!]
いなは明るく微笑みながら皆に行った。
[まぁ、遅れてないけどね。
しかも、るあさんを連れてきてくれてありがとう。
僕等は正しい関わり方が分からなかったんだ。
君がいてくれて助かったよ。]
ゆとは、いなに礼を言う。
[本題に入ろうか。全員揃ったしね。
僕は、思ったんだ。学校も成虫になるトリガーなんじゃないかなって。
だから、先生に頼んだんだ。
修学旅行に行きたいと。
そしたら、一泊二日は許可されてね。
皆で楽しもうと言うことになった。
だから、班を作ろうと。
バスやホテルの予約は先生がしてくれるから安心してほしい。]
ゆとの発言を聞き、皆が驚いた。
修学旅行…もしそこで成虫になったら、二次被害が起こるかもしれない。
でも、学校は許可するんだと。
班づくりが始まった。
皆沢山悩む。
もう無いかもしれない学校行事を満足いくまで楽しめるように。
{1班…ゆと、白兎、爽一、奏
2班…るあ、いな、繭
3班…美夏、なくあ、れあ}
班が決定した。
1班は3年だけで、2班はるあがこの2人となら関われるだろうと、3班は1年の2人と2年1人。
皆楽しむ気でいっぱいだ。
明日は、何処を観光するかを決めるらしい。
[楽しみだな。]
るあは小さく呟いた。
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