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哀蛹乱の非行期  作者: 亡久むふ
第二節 ヤンデレ

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依井奈の反論

 【第十討論 依井奈の反論】

[言いたいことは沢山あるよ。

まず、水こぼしちゃったのだって《《偶然》》。

証拠隠滅しきれないでしょ?多分…

凶器だって、もしかしたら誰かが私のカッターを《《取った》》のかもだし。

虫化しても先生に見られず体育館に入るは無理でしょ?

もしも、どれだけ運動神経が良くなって、脚が凄く速くなっても無理なんだよ。

あとさ、私はリリアが1人って知らない。

殺しに行ってもリリアは繭といる。

そう思ってるわけだからね。

しかもリリアの傷は数が多かった。

あの短時間であそこまでの傷を追わせる。

全部全部《《不可能なの》》!]

そうだ…不可能なんだ。

るあが賛成しようと口を開こうとする。

しかし、いながそれを遮る。

[昆虫化…不可能を可能にするもの。

そして、昆虫化で運動神経が上がれば。

視認されない場所…走り幅跳びの応用だよ。

扉の上ギリギリから遠くに着地し、そのまま視認しづらい場所へ行き隠れながら、リリア先輩を殺しに行く。

可能だよ。

殺した後に水を浴び返り血を消す。]

いなの指摘は昆虫化が必須条件だった。

でも、依井奈が黙り込んでいる。

何かを考えてるようだった。

[ねぇ!依井奈…おしえて…本当のこと。]

るあは、依井奈へ事実の提示を求めた。

悲しそうで苦しそうな声をして。

[じゃあ…嫌わないでくれる?]

依井奈の発言は、嫌悪を嫌がるものだった

[もちろんだよ…]

るあは静かに答えた。

[皆の予想通り。

私が犯人だよ。]

依井奈はるあへ優しく答えた。

[なんで…殺したの?それが聞きたいの。]

るあの言葉を聞き、依井奈は微笑んだ。

[じゃあ…教えて上げる。

幼馴染で親友だった私の最期の我儘を。]

30話を読んでくださりありがとうございます!

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