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哀蛹乱の非行期  作者: 亡久むふ
第二節 ヤンデレ

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2度目の調査

 放送の後、るあ、依井奈、いな、奏、ゆとはリリアの遺体を検視と観察している。

[今回は出血してる。しかも…多いね。

瞳もずたずたにされてる。どれほど強い殺意があったんだか。]

ゆとが検視しながら言う。

[床にも血液が広がってる。誰がリリアにこんなこと…]

るあは悲しそうに苦しそうに発言をしている。

[そうだ…万が一討論に使えるかも。

遺体の写真撮っとこ?]

いながるあに提案した。

[そうだね…]

るあは静かに頷き遺体の写真を数枚撮る。

[そういや…こんな屋台もあったんだね。

焼きとうもろこしに射的にお面まで。

もっと楽しみたかったな。]

いなが呟いてる中、るあは屋台の写真も撮っていた。

 その後、ゆとと分かれ教員棟の調査に出た。

[あれ?この部屋って。開いてたっけ?]

いなは開いている蛹魅室を見て疑問符を浮かべる。

[この部屋は…1回目の裁判の翌日から開いてたんだ。]

依井奈が優しい声でいなに伝える。

 4人は、蛹魅室へ入り調査する事に。

蛹魅室はあの時と変わらず、白い糸で覆われていて甘くツンとした匂いが充満している。

[この棚…]

奏が部屋の中にある飾り棚に視線が奪われた。

棚には、14個の玉が置かれている。

12個の玉は鮮やかな色をしている。

しかし、14個の内2個は黒色に染まっていた。

[なんか…気になるものは多いけど、今回の事件とは関係ないかも。]

いながそう呟いた。

 4人は、生物実験室に向かう。

しかし、何の変哲もない。

[体育館戻ってみる?なんか…あるかも。]

体育館に戻ってる途中、床が湿ってる気がしてるあは写真を撮っておいた。

 体育館入口に向かうと、入口の体育館内側に理科の先生が座っている。

[あの!先生は今日ずっとここにいましたか?]

依井奈が問いかける。

[まぁ…監視なので。]

理科の先生は答えた。

[じゃあ!あーし達が出て以降の入退室者はいた?]

すかさずいなが問いかける。

[裁判に使うのでしょう。録音したらどうです?]

理科の先生がそう言うので、るあが録音を開始した。

[まぁ言いますと。るあさん、依井奈さん、いなさん、奏さんの計4名が退室…そして、入室までの間に入退室者はいません。]

[ありがとうございます!]

理科の先生が話し終わると、即座にいなは礼を言う。るあ達もお礼の言葉を伝えた。

 その後も調査を続けるが、目立った情報は増えなかった。

時間は12時になり、皆が指導室に集まる。

[皆様揃いましたね。

じゃあ討論を始めてください。]

生徒指導部の先生が討論の開始を宣言した。

24話を読んでくださりありがとうございます!

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