本格的な仕上げ
るあの元にいなが駆け寄ってくる。
[あーしやること終わったから手伝うよ〜!]
いなはるあに飛びついた。
[じゃあ、お願いしても良い?]
[うん!]
るあが頼むといなはうれしそうに頷いた。
数分経ち、お祭りの準備は完成へ近づいていく。
[そういや、リリア先輩って人気者なんでしょ?
なくあねリリア先輩をお人形さんみたいってニコニコしてるよ。
黄くんだって。美夏ちゃんだって。
人気者なんですね。]
いなはテキパキと手を動かしながらるあに話しかけている。
[そうだね!リリアは可愛いからね。
でもねここに集められてる人、私全員聞いたことあったんだ。]
[へっ!?あーしも?気になるよ?]
るあの発言にいなは困惑の様子を見せる。
[いなちゃんはね。オタクにも優しいギャルは実在したんだーって男の子が騒いでてね。
その中で、かわいいし頭も運動神経も良いし。
本当にリアルの子?とかも言われてたよ!]
るなの話を聞き、いなは頬を赤く染める。
数分間沈黙が続くが、ハッとしたようにいなが問いかける。
[奏お姉ちゃんは!?どんな噂で名前を?
もしかして…良い噂とか?]
いなは期待に満ちている。
[えっと…奏先輩はね、容姿端麗な陰キャラ先輩って呼ばれてたよ。
でも、男の子も女の子達も奏先輩と付き合いたいって人が多かったよ!]
奏が容姿端麗と言われていた事を知り、はしゃいでいる。
22時もう少しで消灯時間になる。
皆は駆け足でお風呂に入り、寝る支度を終わらせた。
お風呂終わり、皆はまた体育館に戻る。
22時20分頃に消灯時間間近と伝える放送が流れるため、その時になるまで黙々と作業をする。
そして、22時19分放送が鳴る1分前付近で祭りの準備が終了した。
皆は満足気ではしゃいでいる。
時間になり、消灯時間間近と伝えられた。
22時31分消灯時間になり、皆各々の教室に戻っている。
眠りにつく直前、依井奈が口を開く。
[もしさ…もしだよ、4人で生きて出られたら…お祝い旅行行こうよ!
……いや!生き残った人達皆でさ!]
依井奈の提案にるあが嬉しそうにしている。
[良いね旅行!皆で旅行か〜楽しいんだろうな〜!]
はしゃぐるあの声を遮る様に再度依井奈が発言する。
[まだ…はしゃぐのは早いよ…
せめて…私達4人で生き延びよう!
絶対…絶対ね!]
依井奈がそう言う。
るあもリリアも繭も頷いた。
そして、皆は眠りにつく。
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