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哀蛹乱の非行期  作者: 亡久むふ
第二節 ヤンデレ

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22/37

本格的な仕上げ

 るあの元にいなが駆け寄ってくる。

[あーしやること終わったから手伝うよ〜!]

いなはるあに飛びついた。

[じゃあ、お願いしても良い?]

[うん!]

るあが頼むといなはうれしそうに頷いた。

 数分経ち、お祭りの準備は完成へ近づいていく。

[そういや、リリア先輩って人気者なんでしょ?

なくあねリリア先輩をお人形さんみたいってニコニコしてるよ。

黄くんだって。美夏ちゃんだって。

人気者なんですね。]

いなはテキパキと手を動かしながらるあに話しかけている。

[そうだね!リリアは可愛いからね。

でもねここに集められてる人、私全員聞いたことあったんだ。]

[へっ!?あーしも?気になるよ?]

るあの発言にいなは困惑の様子を見せる。

[いなちゃんはね。オタクにも優しいギャルは実在したんだーって男の子が騒いでてね。

その中で、かわいいし頭も運動神経も良いし。

本当にリアルの子?とかも言われてたよ!]

るなの話を聞き、いなは頬を赤く染める。

 数分間沈黙が続くが、ハッとしたようにいなが問いかける。

[奏お姉ちゃんは!?どんな噂で名前を?

もしかして…良い噂とか?]

いなは期待に満ちている。

[えっと…奏先輩はね、容姿端麗な陰キャラ先輩って呼ばれてたよ。

でも、男の子も女の子達も奏先輩と付き合いたいって人が多かったよ!]

奏が容姿端麗と言われていた事を知り、はしゃいでいる。

 22時もう少しで消灯時間になる。

皆は駆け足でお風呂に入り、寝る支度を終わらせた。

お風呂終わり、皆はまた体育館に戻る。

22時20分頃に消灯時間間近と伝える放送が流れるため、その時になるまで黙々と作業をする。

そして、22時19分放送が鳴る1分前付近で祭りの準備が終了した。

皆は満足気ではしゃいでいる。

時間になり、消灯時間間近と伝えられた。

 22時31分消灯時間になり、皆各々の教室に戻っている。

眠りにつく直前、依井奈が口を開く。

[もしさ…もしだよ、4人で生きて出られたら…お祝い旅行行こうよ!

……いや!生き残った人達皆でさ!]

依井奈の提案にるあが嬉しそうにしている。

[良いね旅行!皆で旅行か〜楽しいんだろうな〜!]

はしゃぐるあの声を遮る様に再度依井奈が発言する。

[まだ…はしゃぐのは早いよ…

せめて…私達4人で生き延びよう!

絶対…絶対ね!]

依井奈がそう言う。

るあもリリアも繭も頷いた。

そして、皆は眠りにつく。

22話を読んでくださりありがとうございます!

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