準備
21話を読んでくださりありがとうございます!
その後は、普段通り行動した。
翌日、9月5日の朝。
普段はならない時間に放送が鳴る。
るあの脳裏には殺人事件かもしれないと言う恐怖がよぎった。
けれど…実際は違った。
『皆様、おはようございます。
本日は特別デーとします。
消灯時間までの時間自由とします。
変わりに体育館にお祭り再開のために、手伝いに来てください。』
この放送を聞いた4人は直ちに向かった。
体育館に着くと、もうすでに生徒全員集まっていた。
グループに分かれ作業をしているらしい。
4人グループが3つ。
ゆと、爽一、美夏、れあのグループ。
奏、いな、なくあ、白兎のグループ。
そしてるあ達の、るあ、依井奈、リリア、繭の4人で分けられた。
【ゆと側グループ】
[美夏!のり持って来て!]
れあが美夏にのりを要求する。
[うん!わかったよ!]
美夏の手にはのりが3本持たれている。
[爽一くんガムテープ何処にあるか分かる?]
ゆとが爽一に問いかける。
[ガムテープ…ごめんね分からないや。]
爽一は申し訳無さそうに返答した。
【奏側グループ】
[いな…そっち手伝うことある?]
奏がいなに問いかける。
[えぇとじゃあ!奏お姉ちゃんは、あーしと一緒に風船膨らませよ!]
いなが奏に風船を差し出す。
[おい、なくあ。何オドオドしてんだ。]
ダンボールの前で困っているいなに白兎が話しかける。
[えっと…この束重くて。]
なくあが伝えると、白兎は簡単に持ち上げた。
【るあ側グループ】
[繭ちゃん。何書いてるの?]
るあが繭の前にあるダンボールを覗き込んでいる。
[猫だよ!]
繭は笑顔で伝えている。
[リリア。端持って。]
依井奈は、リリアに布の端を持ってもらった。
[ワカッタよ!モツネ!]
リリアは明るい声をしている。
計12名は、お祭りの準備を楽しそうに行っている。
この時間だけが続けばいいと、るあは願っていた。




