お願い
8月4日るあが目を覚ました。
るあの脳裏には昨日の冷たい繭の声が残り続けている。
朝食の時間になるまでには、依井奈もリリアも繭も目を覚ました。
今日の朝食は、焼き立ての食パンに卵焼き、ウインナーやサラダなど。
様々な食べ物が机に並んでいる。
繭は、食パンをおいしそうに頬張る。
繭の食器の上には、机の上に並んでいた食事が全種類置かれている。
数十分後、机にデザートが並べられる。
[わぁー!おまんじゅうだ!]
まんじゅうの生地はふわふわ柔らかく、あんこはつぶあんで豆の食感を感じられる。
[そうだ!皆はつぶあん派?それともこしあん?
私はこしあんだよ!]
依井奈がるあ、リリア、繭に問いかける。
[アタシは、ツブアンがスキ!
粒が美味シイの!]
リリアが楽しそうに答える。
[私は、依井奈と同じでこしあんが好き!
つぶあんの皮が口に残るのがね…]
るあは、静かに答える。
[ぼくは!どっちも好き!
つぶあんの粒感もこしあんの滑らかなのもどっちも!]
最後に繭が笑顔で答えた。
朝食の時間が終わり自由時間になった。
[ねぇ!先生にさお願いしてみよ!
またお祭りできるか。]
4人は、教員棟1階にある職員室へ向かった。
ノックをし扉を開く。
[失礼しまーす!
2年3組の那美川るあです!]
続けて呼びかけようとしたが、先生達は慌ただしい。
[ん…?あっ!るあさん!依井奈さんにリリアさんまで。
その子は?]
担任の教師が見つけて話しかけてくれた。
[…?恋魔繭ちゃんですよ?
この、行事に呼ばれた。]
るあの言葉を聞いても、担任は首を傾げてる。
[……っ!思い出した!
あの…中学校生の!
まぁいいね。何を言いに来たの?]
担任は優しい声で問いかける。
[えっと!もう一度お祭りの実施をお願いできないかと。]
るあの言葉に担任は少し驚いたがその後頷いた。
[わかったわ。予定に入れとくね。
今は校長先生と教頭先生が失踪して、困っててね。それで皆慌ただしいの。]
担任の先生は4人に慌ただしい理由を教えてくれた。
4人は、伝えたい事は伝えられたので、教室に戻った。
教室に着くと、依井奈が微笑み言う。
[良かったね。また実施してもらえそうだよ。]
依井奈の言葉に繭がはしゃいでいる。
少し、休憩することにした。
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