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哀蛹乱の非行期  作者: 亡久むふ
第二節 ヤンデレ

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独りの例外

 【第四会議 繭の関係性】

[もう一回言うねぼくは皆と関係性無いよ。

あっ、一つだけ言うね。無駄に反論されないように。

 ぼくの言う関係性は、皆の言う関係性とは違う。

長年生活した中で芽生える関係はゼロそうだよね?

だって、親友や幼馴染、恋人は好敵手。

そんな!そんな関係ぼくには無いから。

 君等は高校生でぼくは中学生。

ここの職員とも関わったことすらない。

ね?君等の言う関係性はぼくに存在しない。

 昆虫化?とか言うモノの要因はぼくには無い。分かるでしょ?

ほら…反論あるなら来なよ。

皆は必然でもぼくは《《偶然》》なんだよ。]

 繭の発言が終わっても、誰も口を開けない。

ツンと突き刺す様な冷たい声。

出会って3日でもわかる、現在の繭が異常だと。

皆は、頷くことしか出来なかった。

 数分後、居心地の悪い空気の中口を開く。

[えっと…皆終わりにしようか。

ゆっくり休んでね。]

 その後残りの自由時間を過ごし、夕食を食べ、お風呂に行き、教室に戻って来た。

多目的室を出た後から、繭はずっとニコニコしてる。

布団の上で、リリアが口を開く。

[マユは、チュウガクは楽しいノ?]

質問してるリリアを見つめる繭の目は、幼く可愛く見えた。

[中学校生活はね…楽しくしてるよ。

でも…誰もぼくのお話に耐えられないみたい。]

実際、口を開いたら止まらない繭は好き嫌い分かれるタイプだ。

[まぁまぁ…友達はいたし。

大好きなお祭りにも一緒に行けてたし。

幸せな生活だよ。]

明るい声の奥底に変わらぬ冷たさを感じる。

[ヨカッタね!タノシイは良い事なんだよ!]

リリアが笑顔で言っている。

[お祭りが好きなんだね。

また、お祭り実施してもらおうか。]

依井奈が優しい声で繭に言う。

[うん!楽しみにしてるよ!]

繭は笑顔で言った。

 22時31分の消灯時間。

布団に入り、眠りにつく。

17話を読んでくださりありがとうございます!

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