会議
8月3日13時40分生き残った皆は、HR棟3階奥の多目的室に集められた。
[皆来てくれてありがとう]
多目的室の真ん中でゆとは深々と礼をする。
少年少女達は、昼食の時間にゆとから呼び出しをされていた。
皆は当然、呼び出したゆとに警戒の眼差しを向ける。
もしかしたら、殺されるかも。
そんな張り詰めた空気の中、リリアが口を開いた。
[ドウシテ呼び出したノデスカ?]
優しい様な警戒した声。
[そうだね…怖がらせてすまない。
僕は君等と話し合いをしたいと思ってさ。]
ゆとの回答に白兎が文句をつける。
[なんだよ…裁判でもする気か?
ふざけんじゃねぇよ。]
白兎の言葉を聞き、ゆとは静かに返す。
[違うよ。
この学校は判明させなきゃいけないことが多くある。
1つ目は僕らが集められた理由。
もう一つは、黄さんが蚊のような姿に変化した。
その条件を見つけ出したい。]
【第一会議 集められた理由】
[集められた理由は、《《ランダム》》何じゃないかな?
学年も基本全員が同じじゃないしね。]
ゆとの言葉に、るあが口を出す。
[ランダム…ソレは違うと思います!
だって、ランダムだとしたらおかしいですもん!]
るあの反論にゆとは首を傾げ聞く。
[おかしい?何処がかな?]
[だって!
偶然でさ、親友がいたり、恋人がいたり、姉妹揃えて。
あんまり重要じゃないかもしれない。
でも!偶然じゃなくて必然何だよ!]
ゆとの問いかけにるあが返答した。
[じゃあ、もし必然なら。
集められた知り合いとの関係性。
それが、成虫になる条件なのかな。
まとめてみようよ、黄が虫になった理由。]
爽一が新たな題を作る。
【第二会議 黄が成虫になった要因】
[黄は、裁判で自身の罪を認めた後虫に変化した。
そこに、何かしら秘密があるのかもしれない。]
爽一が発言する。
[黄くんの変化の要因。
もしかして、《《名前を間違えられた》》ことかな。
ソレ以外あるのかな?]
なくあの発言の後、いなが口を出す。
[あーしわかっちゃった!
もしかして、《《恋》》とか!
実際、2人の関係性として見れば恋が発生源なんじゃないかな?]
いなの発言をるあは賛成する。
[もし、集められた人達に理由があるなら。
黄くんは恋が変化の要因で良いのかも。]
この議論を聞きゆとがまとめに入ろうとする。
[そうだね。じゃあ詳しく考えてみようか。
昆虫化の要因になりそうな残された関係を。]
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