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哀蛹乱の非行期  作者: 亡久むふ
第二節 ヤンデレ

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13/37

出会い

第二節 ヤンデレ開始します。

 8月1日

黄が処刑された日から5日が経過した。

変化など見られない単調な生活を送り続ける。

るあは依井奈とリリアを誘い、秘密が隠されてそうな一室蛹魅室へ向かった。

蛹魅室に辿り着く、もしかしたら開いてるかもと小さな希望を抱え、ドアノブに手をかける。

鍵は開いていて、簡単に開けることが出来た。

 蛹魅室は、白い糸で覆われていて、甘くツンとした匂いが充満している。

床には、4つの頭蓋骨が転がっている。

そして、部屋の中心には両手に糸が絡みついて吊るされている、黒色のロリータ衣装を身に纏う女の子がいる。

 女の子の背後には、緑色のナニか…いや、巨大なカマキリが鎌を振りかざそうとしている。

[トマレ!アタシがキリ裂いてヤル!]

リリアが、短刀を握りしめて強く言い放つ。

[イイナ!運動神経バツグン!

なら…お願い!イト斬り裂けル?]

リリアは依井奈に短刀を渡す。

[任せて!]

依井奈は、左手を拘束する糸を一太刀で斬り裂く。

続けて右腕を拘束する糸を斬り裂いた。

 落下する女の子をるあが受け止め走り出す。

 3人は、教員棟2階の実験室に逃げ込む。

しかし、カマキリが追いかけて来る気配はなく安堵した。

 数分後…女の子が目を覚ました。

[…………]

女の子は、冷たい瞳で3人を見つめる。

[えっと…安心して!私達は味方だよ。

私はるあで…左の子は依井奈ちゃん、右の子はリリアちゃんだよ。

君は…?]

[ぼくは、恋魔繭。]

 そして、また数分が経過する。

[あっ!思い出した!るあと依井奈とリリア!

あれでしょ?職員室で聞いた!集められた高校生2年の3人!

なんだ!安心した〜!

ぼくも、同じ!呼ばれたのだよ!

まぁさぼくは中学3年だから、高校生ですらないけどね。

教員棟ぶらついてたらさ、バタン!ドタンって閉じ込められてね〜]

繭は、味方だと気づいた途端流暢に喋りだす。

[スゴイネ…すらすら話すんダ。]

リリアが感心していると、止まることなく繭が話す。

[んと…そうだ!皆趣味は?ぼくは手芸!]

繭は可愛らしい笑みを浮かべながら、返答を待つ。

[私は、ボードゲームと運動かな…]

先行して依井奈が答える。

[私は釣り!釣って食べるの!]

るあは楽しそうに答える。

[アタシはニホンゴの勉強ダヨ。

ムズカシイけど楽しいの。]

リリアがニコニコしている。

突然校内放送が鳴る。

『19時から夕食の時間です。

急いで食堂へ来てください。』

[えっと…急ぐよ!]

るあは繭の腕を掴み走り出す。

13話を読んでくださりありがとうございます!

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