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哀蛹乱の非行期  作者: 亡久むふ
第一章:第一節 イレギュラー

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黄の反論

 【第八討論 黄の反論】

[皆さんの言う通り、もし俺に突発的な力が働いてる場合殺害が可能。

それは認めましょう。

でも、ここだけは否定させてください。

俺が名前を間違えただけで殺す。

そんな《《短気に見えますか》》?]

黄の発言にゆとが反応する。

[僕は、黄さんが短気には見えない。

でも、おかしいところがあるはずなんだよ。

まぁ…もし黄さんが本当に犯人ならね。]

ゆとの発言に黄が疑問を投げる。

[じゃあ、聞かせてください。

俺に《《おかしいところ》》ありましたか?]

黄の問いに皆が悩みだす。

黄が勝ちを確信した時。

[わざわざ…名前の読み間違い例を言った時?]

るあが小さく呟いた。

[そうだね…良く考えたらおかしいよ。

だって…この学校では読み間違いしないよね!]

依井奈が、納得したように発言する。

依井奈の発言の後、黄の表情が引き攣った気がした。

[待ってよ!する可能性だって…]

なくあは、焦りながら言い返した。

[るあ先輩と依井奈先輩の言う通りだと思うよ。

だって!あーし達互いの漢字見合って無いでしょ?

口だけの自己紹介にわざわざ間違え例をいう。

必要ある行動だったかな?]

いなが冷静に答えた。

[で…でも!黄くんは嫌だったんだから!

間違えられるのが!もし…間違えられたら。可能性があったから。]

なくあはまだ諦めない。

[……あっ!あーし!黄くんに勝てる!

だって!漢字見られる可能性があっても、読み間違えの心配は絶対ないよ!

だって…覚えてる?

入学式初日に配られた、1年生の名前一覧の教師の名前一覧。

それ、全部わざわざ振り仮名ふられてたよね。平仮名の子にもカタカナの子にも。

なのに、読み間違えの心配する必要あった?]

確信を突くような勢いでいなが発言していた。

[あと…実際、読み間違え例を提示してなかったら、気香ちゃんは間違えてなかった。

予想だよ、わざわざ間違え例を出して…呼び間違えた人を殺す。

元からそういう作戦だった、違うかな?]

そして、いなの発言に乗っかるようにるあが発言をした。

 なくあは心配そうに黄を見つめる。

黄は俯き黙り込む。

[おい黄!黙り込むんじゃねぇよ。

お前は、犯人なのか!はいかいいえかぐらい言ったらどうだ!]

白兎が黄へ文句を言った。

[そうだよ…俺が殺したんだ。

だって、気香先輩が間違えてきたんだからな。]

黄の身体が茶色く変異する。

10話を読んでくださりありがとうございます!

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