EP.4-Side.L 各々の武器
ギルドの食堂でお昼を済ませて、みんなで商業地区に向かうことになった。
「なぁルイ。これから商業地区に向かうけれど、お前に見せたいものがあるんだよ。」
「……んぁ?……何だ唐突に……見せたいもの……?」
ルイは露骨に嫌そうな顔をする。
「昔いたずらしたことは謝るからそんなに警戒しないでよ。流石にもうそこまで子供じゃないよ。それに変なものじゃないし、もうすぐ来る。」
「……ほう……?」
表情がいつもののんびりしたものに戻る。警戒を解いてくれたみたいだ。しっかし当時も思ったけど、タレ目なのに警戒してるときの目の威圧感すごいんだよなぁ。
「シャルドさん商業地区への路線はたしかストラーダ工房だったよね?」
「うん。そうだよ。」
「……路線?……もしかして乗合の魔導車か……?」
ルイは当たり前のようにそう答えた。
「え?なんで知ってるの?」
「……そりゃあ……歩いてギルドまで来たんだから目にもする……」
ルイを驚かせたかったのに……なんか悔しい。
「あ、来たよ」
シャルドさんが指を指して教えてくれる。
「……ロンドンの二階建てバスだ……8年で進み過ぎでは……?」
ルイの表情を見ると驚いているようではあった。ところでロンドンとバスって何?
「ルイ?ロンドンとバスって何?」
「……あぁ……口に出てたか?……気にするなこっちの話だ……」
乗合魔導車に乗り込みながらルイははぐらかす。天気がいいのでみんなでオープントップの2階の席に座る。ラルクくんだけ1階にいる。なんでも高いところが苦手らしい。ラルクくん曰く「ワーウルフはそういう生き物」とのことだ。多分ラルクくんが苦手なだけだ。
「私も気になります。さっきのルイさんはストラーダ工房の車体を見て、口をついて出ていました。魔導車に何かしらの関心があるとお見受けします!」
セレナさんが興味津々にルイに訊く。
「……なんでそんなに知りたいんだ……」
「それは私がカロッツェリアの娘だからです!」
セレナさんの目がキラキラしている。冒険者に興味があったりと、見た目からは想像もつかないほど趣味が男の子っぽい。ボーイッシュなシャルドさんと話が合うわけだ。
「……ただ別の世界で……同じようなデザインの車体を見たことあっただけだ……にしてもカロッツェリア……?」
ルイがカロッツェリアに引っかかるところがあったのか、考える素振りをする。
「……カロッツェリア……カロッツェリア……あー、ソレイユの所か……9年前指名依頼を受けたな……宝石を体に蓄えるドレイク……ジェムコレクター……それの変異種であるマギジェムコレクターが溜め込んだ魔石の採集依頼……何度も同じ依頼だったから覚えている……」
待ってルイってもしかして顔広い?っていうかマギジェムコレクターって言った?見つかったら生きて帰れる保証はないって言われる魔物じゃん……いや、そう言えばルイは当時からプラチナ級冒険者だもんな……余裕なのか?
「…………ソレイユも頭痛に襲われてそうだな……」
ルイが珍しく苦笑いをしている。
「父を知っているんですか!?って言うかあの魔石を採ってきたのルイさんだったんですか!?」
セレナさんが驚愕する。
「……あぁ……何を作ってたのかは知らないが……定期的に受けていたぞ……」
ルイはなにか言いたげな表情でセレナさんを見る。
「実はカロッツェリアが魔導車……もといその心臓部分、魔石による内燃機関を開発したのです。と言っても9年前ですと、他国の工房から外洋船用の蒸気機関を仕入れて小型化を試していた頃ですね。」
「……なるほどな……それであれだけの魔石を欲していたのか……まぁ成果が出て何よりだ……」
なにか言いたげな顔から諦めたような笑顔になる。
「ねぇねぇルイさん。ギルドの時から思っていたのだけれど、ずっと背負ってるそのやたらと大きいケースは一体?」
シャルドさんに言われて気付いた。確かに8年前までは持っていなかった身の丈ほどのケースを肌身離さず持ち歩いている。
こんなに大きなケースを抱えてなおあの戦闘力なのか……しかもその上で手加減までされて手も足も出ないなんて……8年の差ってすごい遠いんだと改めて思う……
「……ん?……俺の武器のキャリングケースだ……あと俺も同い年だから敬語も敬称も不要だ……」
キャリングケース?武器の?一体何が……
「ルイさんの武器……すごく気になる……」
セレナさんが興味津々にケースを凝視する。武器にも興味が?そう言えばギルドで自分専用の武器があるって言っていたような……
「……説明が難しいな……端的に言えば魔導具だ……機会があれば見せてやる……」
見せてはくれないみたいだ。今度依頼の同行お願いしてみようかな。
「ねぇ、ちょっと気になったんだけど、ルイがあの魔法と契約したのってなんで?さっきの話を聞く限り師匠は契約を拒否しそうだけど……」
俺に対する優しさで2人は黙っていなくなった。それならルイが契約することも師匠は却下するはず……なんなら存在すら悟らせないはずだ。
ルイはその時の話をしてくれた。ルイの産まれた世界では魔力持ちを魔女として処刑していたこと。ルイが魔力持ちだとばれて処刑されかけたこと。とある男に助けられ、生きる為に契約した事。契約した事で師匠に見つかり保護された事。
「……あの男……マクスウェルには感謝している……ただ……あの時もう死んでいたのに……兄貴は寝ているだけだと嘘を付いたことは……未だに根に持っている……」
「それはルイくんのためじゃない?」
シャルドさんが突っ込む。
「……それは分かっているが……知った時の絶望感は酷かったんだ……マクスウェルの奴を思い出したら……もう2、3度殴りたくなった……」
もう2、3度って既に一回は殴ってるってことでは?
「話はそれぐらいで。もうついたぞ。」
到着したことをレオンが教えてくれた。1階で寝ていたラルクくんをルイがおんぶして乗合魔導車から降りる。
シャルドさんが羨ましそうに見ている。ラルクくんもふもふで可愛いもんなぁ。
「……8年前から変わりすぎだろ……」
「ここら辺は8年前とは大きく変わったからなぁ。で?ルイどうするの?」
「……防具はまだしも……お前らの武器を俺が見繕うわけにもいかないだろ……」
「私とシャルちゃんは不要なので考えなくて大丈夫ですよ。」
武器かぁ。何にしようかなぁ。修行してたときはことあるごとに武器を変えさせられてたなぁ。
「……あ、そうだ……ライト……お前はこれだ……お前が暇なときに稽古をつけてやる……」
空間魔法で取り出されたハンドガードの付いたブロードソードを投げ渡してきた。
これって……まさか……
見覚えのあるソレを、鞘から剣身を少しだけ抜いて確認すると、耐久力のたの字もないような異常な薄さをしていて、当時の訓練用の獲物だということを物語っていた。
「……というわけでレオン……お前の武器だけになったな……何が欲しい?……」
「武器装備よりも俺にもライトと同じ稽古をつけてくれないか!」
「レオン!?悪いことは言わないからやめときなよ!」
レオンの心が折れちゃう!
「……構わないが……おい……どうするんだ……装備を贈る予定だったのに誰もいらないって……そもそも来る前に言え……」
ごもっともだけれど……
「ルイ!俺は欲しいよ!」
「……お前はまずブランクの克服からだ……問題ないと判断すれば欲しい物を買ってやる……」
ルイは軽くあしらうように手をひらひらとさせる。
「約束だからね!」
ルイは「分かっている」と答えて、これからどうするのかを考え始める。
「ルイさん。その、実は私の実家が近いのですけれど、良かったら来ていただけませんか?父にも会わせたいですし。私とシャルちゃんの武器を見てほしいんです。」
セレナさんがキラキラとした顔でルイを誘う。あれ?もしかして俺よりルイの方が良くなった?いやまぁ恋人になったわけじゃないし、ルイは俺から見ても素敵な人物だと思ってるけれど……なんだかもやもやする。
「……やることなくなったし……構わないぞ……」
「それと、防御結界を施した広めのテスト場があるので、良かったらそこでルイさんの武器を見せてくれませんか?」
あ、それのためか。すごい探究心というかなんというか。
「……はぁ……仕方ない……ついでにラルクの武器も見せてやる……」
あ、巻き込もうとしてる。
「……あとレオンのために……ライトの稽古も見せてやろう……」
俺も巻き込まれた!?
「……見せずにやらせるわけにいかないだろ……」
顔に出ていたらしく突っ込まれてしまった。
「楽しみです!じゃあ向かいましょう!」
◇◇◇◇
カロッツェリア工房 特別テスト場
テスト場に通されて早々、セレナさんは武器を持ってくると言って工房内に入っていった。
程なくして2つの木箱を載せた台車を引いて戻ってきた。
「お待たせしました!シャルちゃん、ついでだから不具合がないか確認しておいて。」
長い木箱をシャルドさんに渡す。
「分かったよセレナ。」
シャルドさんが木箱を開けると、中から柄が折りたたまれた巨大な戦槌斧が出てくる。打面は肉たたきのようになっており、斧の部分もあごひげ部分が長く、ギザギザで殺意の高い形をしている。
「ボクの戦槌斧。ミートチョッパーっていうんだ!」
物騒なものに物騒な名前がついてる……
シャルドさんは離れるように言って柄を持って振り上げると、パキンと軽い音がして組み上がる。そのままかっこよく肩に担ぐ。
「これカロッツェリア工房の色じゃないよな。」
レオンがシャルドさんの戦槌斧をマジマジと眺めながらそんな事をいう。
「そりゃあ工房仕事じゃなくて、私の作品ですからね。と言っても、携帯性向上のための折りたたみ機構ぐらいしかギミックないですけど……デザインは100%シャルちゃんの好みです。」
ルイもシャルドさんの戦槌斧を観察している。
「……師匠が見たら気に入りそうだな……」
「分かる。あの人こういうの絶対好き。」
「……にしても良くできている……魔石が両サイドに埋め込まれているが……これは分割部分の強度を担保するための魔法の燃料だな?……」
感嘆の声を上げながら分析している。
「そうです!さすがプラチナ級冒険者のルイさん!」
セレナさんはとても嬉しそうにシャルドさんの戦槌斧の解説をはじめた。
俺にはついて行けないので、言葉が右耳から入って左耳から出ていく。
ルイは時折相槌を入れながらセレナさんの話を聴いている。
一通り話し終わったのか、次はセレナさんの武器を見ることになったらしい。
セレナさんが木箱を開いて取り出したそれは、本当に女性が扱うのかと疑う様な代物だった。
「どうですか!私の愛機!クインテット・ボアート!」
小型化された魔導車のエンジンを丸くしたような円形のエンジンを持ち、鎖のように繋がったノコギリの刃のようなものが付いている、仰々しい代物だ。
俺のセレナさんの像が早くも崩れてきているんだけど……
「……なんというかセレナも物騒だな……だがモノはいい……起動してみてくれ……」
セレナさんは嬉しそうに頷き、一度クインテット・ボアートを地面に置いて、エンジンとは逆側に付いているレバーを勢いよく蹴り下げると、けたたましい音とともに刃が回転を始める。
セレナさんは「よいしょっと」と可愛らしく持ち上げるが、身体強化を使っているのか苦もなく持ち上げているように見える。何度かトリガーを引いてエンジンを唸らせる。右側側面で束ねられている5本の排気管のうち、3本から少量の煙が吐き出されている。
「アイドル時や通常時は3気筒で運転してるのですが、セーフティーを解除してからグリップのトリガーを引くと……」
さらにけたたましい音が響き、回転数が上昇するとともに全ての排気管から、燃えきらなかった魔力の粒子が煙に混じって、勢いよくキラキラと噴出する。回転する刃からも火花と魔力の粒子が散る。
「5気筒全部でドライブするんです!」
嬉々としてチェーンソーのエンジンを唸らせている。
「ねぇレオン?」
「あぁ、俺も同じこと思ってると思うわ。」
俺とレオンは遠い目をしながらセレナさんを眺める。
「いつもと印象違うよね。」
シャルドさんとルイーズさんが困り顔で俺達の横に来た。
「セレナは工房仕事と魔導具や武器のことになると人が変わるのよ。こういう姿も可愛いのだけれど……好きな人の前でぐらい抑えられないのかしらあの娘は。」
「まぁでも嫌いじゃないだろ。なぁ?ライト?」
レオンが茶化すでもなく確認してくる。
「え?うん。趣味に全力な娘は好きだよ。最初の印象は崩れ去ったけど。」
今のセレナさんはそれはそれで魅力的だ。
「あら?セレナが貴方を好きなの知ってたの?」
ルイーズさんが驚いている。
「レオンに聞いたから。俺に近づくためにレオンに相談したって。俺もレオンに近付きたい女の子の話を聞くこと多かったし、カフェでの態度を見たらね。」
「皆さん!ルイさんが武器を見せてくれるそうですよ!」
セレナさんに呼ばれて集まると、ルイに背負われていたラルクくんの耳がピクピクと反応する。
「おにぃちゃんおはよぉ……」
ラルクくんがようやく起きたようだ。
「……降りれるか?……」
「ふぁい……」
ラルクくんは目を擦りながらのそのそとルイの背中から降りる。ルイはラルクくんが降りたのを確認して、キャリングケースを背中に呼び出した。
「……よし……」
ルイはそのままケースのハンドルを手に取り自らの前に下ろして開く。
俺達はルイの後ろからケースの中を覗き込む。中には金属の筒が2本と持ち手のついた金属の何かと、大きめな金属の箱があった。
セレナさんは興味深そうに観察している。
ルイはまず2本の筒を繋ぐ、その後持ち手のついた部品に2本繋がった筒を繋げる。最後に後端に金属の箱を取り付けた。これで完成らしい。組み上がった物はルイの身長よりも長く、人一人で使うような大きさには見えない。
「……対城塞用特殊ライフル砲・ライノサラス……攻城戦用の魔導具だ……」
ルイは両手でライノサラスと呼ぶ魔導具を抱えて立ち上がる。
「……的はあるか?……」
セレナさんが木の人形を持ってくる。よく剣の鍛練をする時に使うようなアレだ。
「どこに置きますか?」
ルイは「あっち」とテスト場の反対側を指指すと、セレナさんは人形を言われた通りに置いて戻ってくる。
「……ちなみに結界はどれぐらいの強度があるんだ?……」
「以前聞いた話だと、上級の攻撃魔法までなら耐えるそうです。」
「……ならまぁ大丈夫か……この距離ならスコープもマウントもいらないな……」
ルイは後ろに立つなと俺達を横に避けさせて、ライノサラスの側面のハンドルを引いて戻す。その際、魔力を込めたように見えた。
ライノサラスを大きめなクロスボウのように構えて人形を見据えている。
「……行くぞ……」
ルイの声の数秒後にライノサラスから爆音が発せられ、ライノサラスの先端が火を吹くと共に緑色の閃光が人形を文字通り弾け飛ばした。
爆発は魔法で多少慣れてはいるが、軽い耳鳴りがする。
「な……なにが……」
セレナさんは何が起きたのか理解しようとしている。残りの俺とラルクくん以外の皆は、爆発音に驚いてそれどころではないらしい。
緑色の閃光が人形を破壊した事はどうでも良かった。それよりもライノサラスの後方へ向けて、めちゃくちゃ圧縮された魔力の塊が放出されるのが分かった。俺やルイが使う機動戦術とほとんど同じものだ。
「ルイ。今後ろに向かって魔力の塊が射出されなかった?」
「……あぁ……反動を打ち消すために……圧縮魔力が放出されるようになっている……これがないと……」
ルイが側面のハンドルを再び操作して、深く腰を落として引き金を引くと、今度は爆発の衝撃と共にライノサラスが跳ね上がる。
「……身体強化をしていてこれだ……まともに使えない……」
ルイはライノサラスを地面に投げ落として座り込んだ。「痛い」と言いながらその場で大の字に倒れ、自分に回復魔法を掛けている。
「なぁ、これ俺も使えるのか?」
俺の質問に対してルイは一言「無理」と答えた。無意識に不服そうな顔をしていたらしく、それに気付いたルイが口を開いた。
「……持ち上げてみれば分かる……」
言われた通りライノサラスを持ち上げようとしてみる。しかしビクリともしない。まるで地球そのものを持ち上げようとしているようだ。
痛みが消えたのか起き上がったルイがライノサラスを拾い上げる。
「どういう理屈なの?」
ラルクくんが質問する。
「……識別魔法と重力魔法の組み合わせだ……登録された魔力を感知するとめちゃくちゃ軽くなるが……登録されたものではない魔力を感知するとめちゃくちゃ重くなる……」
「僕のインセパラブルと同じってこと?」
ラルクくんの言葉にルイは頷く。
「……さて……そんなラルクのインセパラブルも……みんなに見せてやれ……」
ラルクくんは「はーい」と言うと少し離れて、二振りの太刀を抜く。その刀身は鏡のように光を反射し、とても美しく見える。
ラルクくんが右手の太刀に魔力を込めると、柄頭の白い魔石も光り輝く。誰もいない方に向けて振り抜くと、白い魔力の斬撃が飛んでいった。斬撃はある程度飛翔すると霧散して消える。
「見せると言っても、僕のインセパラブルはこの程度しか無いよ?」
ラルクくんは太刀を鞘に納めながら不思議そうに言うが、セレナさんはルイの武器を見てるときからずっと大はしゃぎしている。聞き取れない小声で何か独り言を言っているのは分かったが、訊かないでおこう。
そうこうしてると母屋の方から男性が来た。
「セレナに会わせたい人がいると言われて来たが……」
「お父さん遅いです!」
セレナさんはお父さんと呼んで怒っている。
「ようやく仕事に一区切りついたんだからしょうがないだろう?」
宥めるように言いつつ苦笑いしている。
「で?セレナの彼氏は誰だい?」
そりゃあ娘が会わせたい人って言ったら彼氏だと思うよな。
「かっ!?違いますよ!よく見て!」
「違うのか?……って、よく見ればルイ君ではないか!9年前は本当に世話になった!」
セレナさんが安堵したようにため息をついた。その際チラッとこちらを見てすぐに目線を反らしたのが分かった。
「……老けたなソレイユ……貫禄が出た……」
「色々大変でね。君もいい青年になったじゃないか。ちょうど良かった。セレナ、申し訳ないがルイ君を借りるよ。彼に話がある。時間がかかるだろうから、お友達を送って来なさい。」
そう言ってルイとソレイユさんは母屋に入っていった。
「ソレイユさん相変わらずね。」
ルイーズさんが苦笑いしてセレナさんの肩に手を乗せる。
「お父さん、早く彼氏を連れてこいってうるさくて……」
呆れたように肩をすくめるセレナさんにルイーズさんが何かを耳打ちすると、みるみる顔が赤くなっていく。その後赤くなったまま恐る恐る俺の方を見て、目が合ったと思ったらビクッとしてすぐに顔をそらされた。
可愛い反応見られてごちそうさまって感じだけど、ルイーズさんは一体何を言ったんだ……
そのまま今日はお開きになったが、ルイは帰れるのだろうか?
ストラーダ工房
魔導車工房の一つ。ストラーダ工房の乗合魔導車はルートマスターに似ている。
ミートチョッパー
シャルドの武器。いわゆる戦槌斧の形を取っており、槌は肉叩きのように、斧はあごひげが長く刃がギザギザしている。魔導具の類ではあるが、魔導具としての機能は携帯時の折りたたみ機構のみ。デザインはシャルドの趣味。




