誕生日と誕生日と冬休みと衝撃の事実
ユミカの誕生日は9月の最後で俺の誕生日は10月の最初。
1日違いだからって俺のウチでユミカと俺の誕生日会をしたんだ。
マユミさんとマリカちゃんは来たかったけどまた用事があって来れないってユタくんが言ってた。
俺はユミカが嫌な思いするから来なくてよかったと思ったけど、言わなかった。
ウチも姉貴が用事できちゃったってしょんぼりしてたから。
ケーキ食べて、豪華なご飯食べて、父さんとユタ君がすっごい量のお酒のんで母さんに怒られて、ゲームして、プレゼントもらって、父さんとユタくんがフラフラで転んでまた母さんに怒られて兄貴まで『しっかりしてよ』って怒ってた。
最近はユミカもウチであんまりイイコの顔はしなくなってたけど、この日はいっぱい笑って楽しそうにしてて嬉しかった。
でも笑いすぎて泣きそうになってたから『ぎゅーする?』って聞いた。
ユミカが『これは大丈夫、ありがと』って笑うから安心したけど、父さんとユタくんが『いいぞいいぞー!』って言ってきたのはうるさかった。
それでまた母さんに2人とも怒られてた。ざまぁみろって思ったのは内緒。
冬休みも短いけどユミカと一緒におじさんおばさんのところに連れてってもらった。
夏休みと一緒で宿題やったり、おばさんの育ててるお花を庭から温室?に動かしたり、雪が降ったから雪だるま作ったり、大晦日だからってお寺に行ったり、お雑煮の餅が伸びて伸びて切れなくて困ったり、お年玉をおじさんとおばさんとお姉ちゃんたち全員からもらってびっくりしたりした。
「次は春休みに来る?」
帰る時にユミカと手を繋いでおじさんおばさんに聞いてみたら。
「春休みは冬休みより短いから来たりこなかったりだし、今回はユミカが中学生になる準備で無理だろうなぁ」
「ちゅうがくせい」
「ユミが6年生、タカが5年生だからユミが先に中学生になるだろ?」
「さきにちゅうがくせい」
「うん。タダタカが6年生の時はユミカはナオくんと同じ中学校に行くんだよ。それで、ユミカが2年生になったらナオくんが卒業して、タダタカが1年生で中学生になるでしょ?」
おじさんとユタくんとユミカに言われたことが頭に入らない。
え!?ユミカが先に卒業して中学生になる!?
兄貴と同じ学校!?
俺はまだ小学校なのに!?
あと1年俺だけ小学校のまま!!!
「うそでしょ!?」




