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俺の4380日+α  作者: 雪柳
12/35

10歳--11

それからは学校は毎日朝はユミカと通って、帰りは6年生と5年生の違いでバラバラだけど、夕方にはカイの散歩で一緒だった。


ユミカはだんだん俺といる時は変わっていく。


本当はちょっと口が悪いこと。

運動は苦手なこと。

勉強は国語は好きだけど算数が苦手なこと。

友達はたくさんいるけど、みんな『ユミ』で特別じゃないこと。

花と動物が好きなこと。

和風?っていうのが好きなこと。


俺の事は何をしても『タダタカだからしょうがないね』ってフンッて感じの誰にも見せない笑顔をすること。


ユミカの事をたくさん知って、松崎の家にもたくさん遊びに行った。


ユミカの家は基本的にユミカが1人でいることが多い。

ユタカさんは仕事だし、お母さんと妹も遠い学校だったり病院だったりで夜以外は留守が多いらしい。


そのユミカのお母さんのマユミさん、妹のマリカちゃんがいる時に俺が遊びに行くとよく話しかけてくれるし、2人ともいつもフワフワニコニコして優しい。


でも、この2人がいる時のユミカは別人みたいで変な気持ちになる。

すごく優しくしてて、お母さんにも妹にも『家族思いで自慢のお姉ちゃんなの!』って言われてるのに誰の話をしてるの?って思っちゃうんだ。


そのかわりユタカさんには『いつもユミをありがとう、タカが来てくれてよかった』とめちゃくちゃ可愛がってもらってる。


そんな時はユミカがこっそり苦笑いしてるんだ。



まだまだ俺はユミカの事がよくわからない。




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