↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
パパ、またやらかしてる! 〜50歳天然パパ、最強の娘たちともっふるで挑むFランク家族の無自覚無双スローライフ〜  作者: Kou
第三十一章 鍛冶編〜気さくな挨拶で溶け込むパパ⁉〜

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

275/328

第261話 え、パパが勇者!? これがドワーフの食卓!? 娘たちも興味津々の食文化体験!?

ドワーフたちからの熱烈歓迎から解放された神崎家ともっふる。


賑やかな大通りを歩いていると、どこからか肉の香ばしい匂いと、濃厚なスパイスの香りが漂ってきた。


亮「よーし!この店にするか」


あんな「そうだね。すっごく美味しそうな匂いがする」


みゆ「賛成です」


ベアトリス「食べますわ!異国の食文化、楽しみですわ! 」


もっふる「ピィー♪」


お店に入ってみるとそこは熱気あふれる大衆食堂だった。

店内には頑丈そうな巨大な木製テーブルが並び、どの席もドワーフたちで大盛況となっていた。


亮「結構混んでるな。やっぱり人気店なのか 」


あんな「活気がすごいね。みんないい顔して食べてる」


みゆ「あちらの奥に、奇跡的に空いているテーブルが一つあります」


ベアトリス「では、その席ですわ!」


もっふる「ピィー♪」


神崎家が重厚な丸椅子に腰を下ろすと、威勢のいい店員がやってきた。


店員「お客さん、初めて見る顔だな! 注文どうしますか?」


亮「そうだな。せっかくなのでとりあえず、お店のおすすめを持ってきてもらおうか」


店員「分かった!おすすめだな」


店員が厨房へ向かって声を張り上げる。


店員「おすすめ、四人前と一匹!」


しばらくすると。


ドン!


巨大な鉄鍋が、テーブルの中央に置かれた。


亮「……」


あんな「……」


みゆ「……」


ベアトリス「……」


さらに。


ドン!


山盛りの肉料理が載った大皿が置かれる。


ドン!


もう一皿。


そして。


ドン!


もっふるの前にも大きな丼が置かれた。


亮「……もっふるのも、すごいな」


もっふる「ピィー!」


あんな「パパ……」


亮「うん」


あんな「この量は?」


亮「……」


みゆ「四人分とは思えません」


ベアトリス「そうですわ!」


店員「お!やっぱり足りないのか」


亮「え?」


店員「珍しいお客だから、少し少なめにしたんだ。失礼したな」


ドワーフA「そりゃそうだ!そんなちょっぴりの量じゃ、腹の足しにもならねえぞ!」


ドワーフB「お客さんにそんなケチくさい量出すなよー!」


周囲のドワーフたちは豪快に笑いだす。


店員「すぐに追加の料理を持ってきますので」


亮「いやいや、量が多いという話なんですけど…」


あんな「パパ、大丈夫?私たちの胃袋の限界を超えてるよ」


みゆ「完全に供給過多だと思われます」


ベアトリス「頑張りますわ……」


もっふる「ピィ……」


その会話を聞いていた隣のテーブルから、声が飛んできた。


ドワーフA「おい、にいちゃんたち!」


亮「はい?」


ドワーフA「もっと食わねえともたんぞ!」


亮「……にいちゃん?」


ドワーフA「おう!」


亮「俺?」


ドワーフA「他に誰がいるんだ?」


亮「俺、五十歳なんですけど……」


ドワーフA「五十?」


ドワーフは亮を上から下まで眺める。


ドワーフA「なんだ、まだ若造じゃねえか!ガハハハ!」


亮「若造……」


あんな「パパ、若いんだって」


亮「良いね!久しぶりに若者だー!」


あんな「いつもはおじさんだったからね、良かったね」


あんなは太陽のような笑顔で頷いた。


みゆ「ドワーフの寿命と年齢感覚は、人間とは大幅に異なるようです」


ドワーフA「嬢ちゃんたちも、遠慮するな!」


あんな「え?」


ドワーフA「若いものは食えるだけ食え!」


あんな「はい!いただきます。ドワーフの皆さんに負けてられませんから 」


みゆ「私もいただきます」


ベアトリス「では、私もいただきますわ!大食い勝負ですわ!」


もっふる「ピィー!」


大食い競争のような感じの中、食べ始める


ドワーフA「おっ、良い感じだ!」


ドワーフB「兄ちゃんも遠慮するなよ」


亮「遠慮なんてしませんよ。うん。美味しい」


あんな「本当だ。美味しい!」


みゆ「肉の旨味が凝縮されていて、これは美味しいです」


ベアトリス「美味しいですわ!力が湧いてきますわ!」


もっふる「ピィー!」


ドワーフA「だろ!ここの料理は絶品なんだ」


あんな「はい!とっても美味しいです」


隣では、ドワーフたちがものすごい勢いで料理を平らげていく。


ドワーフA「おかわり!」


店員「おうよ!」


ドワーフB「こっちもな!」


店員「おう!すぐ持ってく」


あんな「こっちもおかわりお願いします」


ベアトリス「わたくしもおかわりですわ!」


ドワーフA「ハハハ! 嬢ちゃんたち、最高の食べっぷりだ! 」


亮「……」


ふと気づくと、亮の目の前にあった巨大な鉄鍋が、いつの間にか空になっていた。


亮「早いな……みんな、どこに入ってるの……?」


ドワーフA「おい、にいちゃん!」


亮「はい?」


ドワーフA「手が止まってるぞ!」


亮「いや……結構お腹いっぱいで」


ドワーフB「何言ってんだ!おう、こっちに兄ちゃんにもドンドン持って来い」


店員「あいよ」


ドワーフは豪快に笑う。


ドワーフA「こんなんで腹いっぱいになってたら、鍛冶場でもたねえぞ!」


亮「鍛冶って、そんなに体力使うんですか?」


ドワーフA「朝から晩まで炎の前で鉄を叩いてみろ!」


ドワーフは太い腕を振り上げる。


ドワーフA「腹が減ってしょうがねえ!」


ドワーフB「だから食う!」


ドワーフA「食って!働く!そしてまた食う!」


亮「なるほど……」


あんな「それなら、この量も納得かも」


みゆ「理にかなっています」


ベアトリス「皆さん、本当によく召し上がりますわ!」


ドワーフA「そういうことだ!」


ドワーフは、満足そうに腹を叩いた。


亮「よし!郷に入っては郷に従えだ!食べるぞ!」


もっふる「ピィー♪」


豪快に食べ始める


ドワーフA「いい食べっぷりだ。気に入った」


ドワーフB「おう、兄ちゃんたち!この後、鍛冶場に遊びに来い」


亮「いいんですか?」


ドワーフA「遠慮するな、ただ、熱いからな!覚悟してこいよ」


亮「見学してみたいと話をしていたところだったのだよ」


あんな「だよね」


みゆ「さすがはパパです。意図せず見学ルートを確保しました」


ベアトリス「行ってみたいですわ!」


もっふる「ピィー♪」


亮「……それにしてもすごいな」


あんな「豪快に食べて……」


みゆ「そして、また昼から鍛冶仕事ですね」


ベアトリス「ドワーフの皆さんらしい、熱気に満ちた食事ですわ!」


もっふる「ピィー」


亮「もっふるは、まだ食べてるのか?」


もっふる「ピィー!」


亮「……元気だな」


ドワーフ「ははは! いいぞ小さいの、もっと食え!」


もっふる「ピィー!」


食堂全体に、ドワーフたちの賑やかな笑い声と鉄鍋の音が響き渡っていた。

神崎家は、その豪快な雰囲気にすっかり巻き込まれながらも、和やかな時間を楽しむ。

ドワーフ国での最初の食事。


神崎家は、規格外な料理の量だけでなく、ドワーフたちのパワフルで豪快な暮らしを、身をもって体験することになったのだった。


ふと、満腹になって息をつく亮の背後に、食堂の入口から冷ややかな視線が注がれていた。

人混みの隙間から見え隠れする、ドワーフとは明らかに異なる細身の影。

だが、賑やかな宴に包まれた神崎家がその気配に気づくことはなかった。


こうして——

豪快なドワーフたちの食卓を満喫し、新たな出会いを果たしたのだった。

ツッコミどころ満載な、家族の異世界スローライフ(?)が

鉄と炎の熱気の中で賑やかに続いていく。

ドワーフの熱気あふれる鍛冶場で見学スタート。


職人たちの魂がこもった剣に娘たちの目が輝く中、騎士の熱血魂がまさかの大暴走!? 力任せのフルスイングで工房の棚を豪快に粉砕。


次回、第262話 え、パパが勇者!? ドワーフの鍛冶場を見学!? 娘たちの目が輝き始める!?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。