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72.えっ、意味が違います!

長い時間更新できずに・・・更新しようと少しずつ進めているのですが、なかなか進まない。でもちょっとずつUPしていこうかと思うので、更新します。

かめ更新になっている状況・・・読んでいただいてありがとうございます。


ブックマーク、お気に入りユーザに登録頂いて感謝しております。

 翌日、調理場へと案内された。早速、用意してくれた様でまずまずだ・・・と、ご機嫌でついていった。いつまでも、怒っているのは性に合わないので、仕方ないね。


 まぁ、あれだよ。協力してさっさと家に帰る!やりたい放題やるのだ!!うん、家にいる時みたいに年齢とか関係ないもんね~。見た目が子供?!それがどうしたのさ!!力ではなく魔力が物をいうのだ。


 少しでも早く帰りたい私としては、自分の行動を顧みるなんて事はしない!!・・・いや、したのだ・・・だから、少しでも早く帰れる様に努力をしようと思う。


 あの時はガイに助けられて・・・みんなに沢山心配をかけたのだ。しかも今回は、既に一年寝ているなんて、ありえないでしょう!!全力で!!




「では、こちらをお使い下さい。・・・ご要望がありました新鮮な食材も隣の部屋に用意してあります」


「今宵、そなたの料理を楽しみにしている」


 そう言って、サディディアとヴァイの二人は出て行った。


「さて、食材を・・・」

 さっと調理場を確認して問題なかったので、お楽しみの食材の確認を・・・と、私は隣の部屋の扉を開けた。


「-----。。。。。」


 ---と手足と首・・・を縛られ、口を布に充てがわれ、力なくうなだれた男がいた。巨大な包丁と大きな流しのついた調理台の上に座らされ、手を壁の鎖に固定・・・足も床から伸びた鎖に繋がれていた。


「・・・・えっ、えええぇ~っ!」


 私の驚きの声にハッ!と顔を上げ、ばっちり目があったと同時に手と足を力の限り動かした。


「うーう---!うあうーー!」


「いや~~ぁぁあ~!バン!」


 元の部屋へと、リターンしたよ!!何!今の何なの?何があった?!


 あの部屋に在ったのは、沢山の野菜そして・・・人?!いや、あれはまぼろし?幻覚?


 ---確認する勇気はない!隣からジャラジャラ音がする・・・。


 石の台の上に手足を縛られた男の人・・・が居たよね?って、居たのだよ!


 なんで、あの人・・・猿ぐつわをかませられて手足縛られているの?何があったのだ?


「サディディア!ヴァイ!」


 今別れたばっかりなのだが、諸悪の根源であろう二人を呼び出す事にした。便利な事に、来て欲しいと名前を呼べばすぐ来る。さすが、魔界のNO.1とNO.2。


 スッと音もなく姿を現した二人に駆け寄り、左右それぞれの手で二人のお腹あたりの服をぎゅーっと、握る。心を許した訳じゃないけど、藁にもすがる思いですよ。


 服がシワになっても知るものか!


「隣の部屋に鎖に繋がれた男の人が居た!どうして、なんで?」


「料理する人が欲しいという事でしたので、ご用意致しました」

「そうか。・・・だが小さな其方では切りにくいのではないか?---ヴァイわかっているな」


 と・・・二人。私を退けると、奥の部屋に入って行こうとする。---しがみついた私を無視して。


「ちょっと!待って!切るってなんの事?勝手に二人で話を進めないで、あの人どうするの?」


 握りしめた指に力を入れ、足を踏ん張るけど、ズルズルと・・・引きずられた。



 ガチャガチャと暴れる人の前に私は立ちはだかった。・・・手を繋がれているから後ろから攻撃してくる事は無い筈なので、今一番危険なのは目の前の二人だ!


 ---やっぱりあの二人とは合わない気がするの~~~!!


 首を傾げるヴァイが一言。


「料理するのですよね??生きの良いうちに、しめてしまいましょう」


「料理する人が欲しいのだよ?」


「人を料理するのですよね?」


「人は料理しないよね????!・・・えええっ!待って!人は食べないよ?!」


 私とヴァイの言葉の意味が違うと思うの!


「---・・・見た目は人と同じだが、魔族だ。安心しろ」

 と、にこりとサディディア。


 そういう問題じゃないよ!!とサーッと血の気が引いてく効果音が頭の中で響いたよ!口をパクパクしていると、では早速・・・とヴァイが剣を振り上げた!


「私が下処理をいたしましょう」


「うわー、やめて!待って使わないからそのままでいいですー!」


 ちょっと、人の話を聞いてよ---!



 料理する人---私は料理人を希望したのに!・・・『料理する人=食材』だったよ!


 サディディアは、やっと私に視線向けた。


「・・・顔色が悪い様だが、大丈夫か?」


「-----・・・あなた達が原因です」


「本当にいいのですか?下処理をせずに?!」

 とヴァイが首を傾げる。


「調理する人じゃなくて、料理を手伝ってくれて、覚えてくれる人がほしかったの!」


「そうか・・・ならばこれは必要ないな---・・・むしろ邪魔か?」


 納得してくれた?と思ったのだけど・・・邪魔って?確かに料理するのに、このまま此処に置かれても確かに邪魔だけど・・・いやな予感しかしない。


「では、これは如何いたしましょうか?必要ないのであれば私の方で焼却処分しておきましょう。このままこの場に置いておいても邪魔なだけでしょうから」

 と、にっこりとヴァイが笑みを浮かべた。


「ならば、・・・少し、そなたは下がっていろ」


「うわぁ---えっ、ちょっと・・・待ってよ!!取り敢えず、このままでお願いします!」


 お願い物騒な事をしないで!!






 もう!あり得ないから!!物騒な二人をやっとの事で追い出して、ズルズルと座り込んだ。ジャラジャラと耳元がうるさいですが、気にしても仕方ありません。


 ---あー、どうしよう。とりあえず、口にはめられた猿ぐつわ・・・取ってあげた方がいいよね。


 よっこらせ・・・っと立ち上がり部屋をぐるりと見渡すと・・・白い塊と目が合った。あまり気が乗らないが話を聞かない事にはね。話し合いは大切ですよ。


「---じゃぁ、そこで縮こまっているココン様!出番ですよ!」


 部屋の片隅で丸くなって、我関せずと・・・伏せをしているとは、なんとも情けない。サディディアとヴァイに関しては役立たずなのだから、二人が居なくなったところで活躍してもらおう!!


「彼の猿ぐつわを取ってあげてください。そして、そこの貴方!大人しくしていて下さい」


 ちょっとイラッとした怒りを込めてお願いしました。さっさとお願いします。

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