28.街についたのです
そんなこんなをしている内に、街に着きました。
この国の中では大きくない街だけど、周辺では大きいらしいです。全然大きさが分かりませんね。
・・・王都の三分の一くらいの大きさなんだって。王都って言ってもねぇ、分からないよ?と首を傾げたら、私の住んでいた所が、王都なんだって。へ~・・・でも、一回しか外出した事がないって言ったら、呆れられたよ。
仕方がないじゃんね!・・・公園はカウントしてないよ。隣だからね。
「お前・・・身分証もっているか?」
「---持ってないけど?持っていても使わないよ。こっそり帰るのに身分を明かしてどうするの?」
「そりゃそうだな---」
王都に家の無い人は、身分証が無いと王都に入れないんだって。もしくは、商家とかの保証が必要なんだそうだ。
もちろん私は王都に住んで居たのだけど、攫われたので、王都を出た事になって無いし、こっそり戻れ無いね・・・。
そんなこんなで、ガイに連れて来られたのは冒険者ギルド。
お~!ファンダジー!西部劇に出てく酒場の様なの雰囲気だ。
もちろん、私は再び攫われない様にしっかりとガイ左手を握り締めて入る。
こんな所に子連れでの入るなんて物珍しのか、物凄く注目されているね。
「こいつをギルドに登録してくれ」
受付のお姉さん、びっくりしていますけど?
・・・全然関係ないけど、やっぱりギルドの受付嬢が可愛いのは定番なのかな?!あ~っ、違う隣の受付は厳つい強面のおじさん?!だった。
真顔で告げたガイの様子から冗談ではないと、感じたらしく用紙を目の前に差し出してきた。余計な事は聞かないところはプロなのか?
「登録名と記入できる範囲で良いので、ご記入をお願いします」
年齢制限はない様なので、登録できるらしいね。
予めガイから聞いてきいていたけど、登録名という事はギルドで使う名前って事でいいんだね。
う~ん、何にしようかな?昔の名前?好きなキャラの名前?うーむ、今の格好は男の子だけど、女の子でも、おかしくない名前ね・・・。この世界でおかしいかどうかは分からないけど、私的には問題ないから、この名前で。
「アキラ・・・」
ボソっと声のトーンを低くして告げると、お姉さんは、あ~ぁと言いながら用紙に登録名を記入してくれた。
あとは、ガイにお任せしよう!私はガイの影に隠れて登録が、終わるのを待つ事にした。
「終わったぞー」
ガイが、身分証となるギルドカードを私に手渡し、カード中央を触れる様に言った。
なんだろう?なんか意味あるのかな?と思って触れたら、びっくりたまげた!カードが、一瞬光った。ドッドッと心拍数がやばい事になっていますよ!
「これで登録が終了しました。お気をつけて依頼をお受けください」
ニッコリと笑っているけど、4歳児が活動するのか?!
「ねぇ、何でもカード光ったの?」
私は引き摺られる様に、ガイに外に連れ出された。
---詳しい事は、宿で話すというのでギルドを後にした。
もう、ヘトヘトだったんだよ~嬉しい。
宿泊先は、料理の美味しいと繁盛している所に決定して、そうそうに部屋に籠る事にした。
もちろん私はガイと同室で。貴族令嬢としては問題あると思うけど、仕方がないよね。それに今はアキラだし、良いよね。
では、早速気になっている事を聞こう。
「ねぇ、なんでカードが光ったの?」
「体内にある魔力を登録したんだ」
お~体内にすこしだけあるという魔力ですか!感動です。
さて、ギルドの登録で、記入したのは主な活動場所・・・王都と記入したらしい。
得意技とか、これから経験を、積もうと思っている人は書けないだろうしね。わざわざ情報を必要はない、との事です。まあ、そうですね。
しかも私子供ですし、記入する事無いよね。
ギルドには、年齢制限がないんだって、でも、文字も、読めない様なの10歳未満の子供の場合、指導・責任を負う人が必要になるんだって。今回私の場合は、ガイになる。
普通は、子供にお使いを頼みたいから身分証を得る為に登録するので親がなるものらしいけどね。
明日は、ギルドに行って王都行きの仕事がないか探す事になっている。何でも良いのだけど、簡単な依頼を受ける。ギルドの身分証だけでも王都に入れるのだけど、ギルドの依頼があると、審査が簡単なんだって。
どんな、依頼があるのかなぁ~楽しみです。
そうそう、森の中で話していた技のイメージを絵にして説明したらガイから採用されました。
夜まで時間があったので、武器屋にも行ってみましたよ。
予定通り、一番小さいナイフを買いました。私の手の中に収まるサイズなんですが切れ味抜群です。
小型ナイフは、革のベストに左右三本ずつ仕舞ってあります。
革ベストの上に着るジャケットも購入してもらって、ちょっとウキウキです。
最後に---
「ほら・・・こいつも念の為だ---仕舞っておけ」
とクルクルと巻かれた針金を渡された。
---これは!棘のムチが採用されたという事でしょうか?!




