表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法学園のマキャヴェリ  作者: Kk


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
49/68

代表選抜開始

三日後。



学園中が騒がしかった。



交流戦代表選抜。



今日から始まる。




訓練場。



巨大な観客席。



全校生徒が集まっていた。



教師達も多い。




交流戦代表。



選ばれるのはわずか六名。




当然。



競争は激しい。




「始まるぞ」



「楽しみだな」




生徒達の声。




一年席。



ダリウスは腕を組んでいた。




燃えている。




アルフォンスも同じ。




二人とも代表入りは当然。




問題はその先。




どちらが上か。




その頃。



観客席後方。



レオンは本を読んでいた。




当然のように。




マルクが指差す。




「なんであいつ来てるんだ」




「代表狙ってるのか?」




周囲が笑う。




ダリウスも鼻で笑った。




「無理だろ」




だが。



アルフォンスだけは何も言わない。




以前ほど軽視できなくなっていた。




その時。



バルト教官が前へ出る。




「これより交流戦代表選抜を開始する!」




歓声。




「なお」




「今回から王国学生ランキング評価対象となる」




ざわめき。




知らない生徒も多い。




だが。



上級生達は反応した。




王国学生ランキング。




毎年更新される。




王国内の学生評価制度。




実力。



戦績。



交流戦成績。



総合評価。




上位者は騎士団や王国から直接声が掛かる。




名誉でもある。




その時。



後方。



アイリスが面白そうに笑う。




「今年もガレスが一位かな」




レオニスが肩を竦める。




「だろうな」




「誰も勝てない」




アイリスも否定しない。




現学生最強。



ガレス・ドレイク。




その名は王国中に知られている。




その頃。



屋上。



カイルは寝ていた。




「代表選抜ですよ」




リヒトが呆れる。




「行かないんですか」




「めんどくさい」




即答。




「去年もそれ言いました」




「今年もそう」




リヒトはため息を吐く。




学園最強。




なのに。



やる気ゼロ。




その時だった。



カイルが突然空を見る。




雲。




風。




数秒。




「先輩?」




「んー」




カイルが目を細める。




「また嫌な感じする」




リヒトの表情が変わる。




地下崩落の時と同じ言葉。




だが。



カイルはすぐ寝転がる。




「ま、いっか」




いつも通りだった。




その頃。



学園から離れた街道。




一人の男が歩いていた。




アーヴェル・グランツ。




傷はまだ治っていない。




だが。



その瞳は以前より危険だった。




「交流戦か」




小さく笑う。




「集まるな」




王国中の才能が。




若き英雄達が。




そして。



継承者を取り巻く駒達が。




アーヴェルは空を見上げた。




「面白くなってきた」




その笑みを、


誰も見る者はいなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ