26話 神域少女1
ダッダッダッ...
「もしもし?神田条介君か!?大変なんだ...今リルが.....」
「ああ、分かってるなんかやばそうな感じだった...とりあえず俺は家に行ってみる。そん時にまた連絡する、じゃあな!」
条介は必死に自分の家に向かって走っていった。すると、
フッ!
「!月宮!!」
「ごめんなさい、待たせたわね」
(よかった、それなら)
「月宮、俺を家まで空間移動してくれ!」
「ええ、分かったわ!」
フッ!
「.......着いたか」
ガタッガタッ...ガチャッ!
「リルっ!!」
辺りを見渡したが、誰もいなかった。当然リルもいなかった。
(くそっ、どこに行っちまったんだリル...)
リルは一体どこに行ってしまったのだろうか...条介にはまだ分からなかった。
「リル...」
ピリリリッ...
「もしもし?」
「...僕だ」
「リーレルか?」
電話の相手はリーレルだった。どうやらリーレルが言うには、リルの場所が分かったらしいのだ。
「何っ!それは本当か!?」
「ああ、だから君も来てくれ!神田君!!」
(やっと、やっとリルが!!そうと決まれば、月宮連絡だな)
――――――――
ダッダッダッ...
「はぁはぁ、着いたぞ、ここだ」
「こ、これは一体?」
着いた先は、まるで研究棟のようなところだった。ここにリルがいるとは思うはずもないだろう。だがリーレルは、
「ここに、リルの霊力を感じるんだ...もう既に桐野が中にいる。だから僕達も行こう!」
「ああ!」
条介達が中に入ると、
「神田君」
「月宮?もういたのか...」
――――――――
フッ!
「はぁ、やっと着いた...」
(...っ、この感覚は!)
「...!危ないっ!!」
条介が咄嗟に月宮に飛びかかると――
バァン!!!
「ぐ、なんだ!?」
「あれは...リル!?」
そこには、リルがいたのだ。だが、明らかに様子がおかしい。
「...警告」
「「!?」」
「目標発見。これより、目標を削除!!」
「まずいっ、皆避けろっ!!」
ビュン!...バァン!!!
「ぐっ...」
条介達は、何とか避けたが、リルの圧倒的な力の前に為す術もないのだ。
「くそっ...どすれば...」
「だめだ、リルの霊力が強すぎて、とても僕の霊術では抑えられそうにないぞ...」
「...っ!」
すると月宮が、
フッ!フッ!
「はぁぁぁっ!!」
「目標発見。月宮弥生、能力 空間移動、RankB。削除!!」
リルがそう言うと、また攻撃を始めた。それもさっき放った攻撃とは比にならないような――
ビュン!!
「!これは、光線!!」
(まずいっ、避けれない...!)
バァン!!
「ぐあああああああっ!!!」
バタッ...
「月宮ーっ!!」
(だめだ、あれはもう戦えそうにない)
条介はそう言うと、
「.......リーレル」
「何だ?」
「お前に...頼みがある」
「?」
「俺が突っ込むから、その援護をしてくれ!!」
条介はそう言い放つと――
「うおおおおっ!!」
(待ってろ...リルっ!必ず俺がお前を助けるからなっ!!)
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