21話 偽物の人間
学校のチャイムが鳴り、授業が終わる。条介は、桐野に言われた事を思い出す。
『とりあえず、死にたくなければ自分の身を守ることを最優先にしなさい』
「自分を優先か...」
条介は学校を出て、帰る途中にあるものが見えた。
ザワザワ...
「へぇ~、かなりの行列だな」
そこには一件の店があり、かなりの行列がある。あれは多分パン屋だろう。
「そなんなに美味いのか?あそこのパン屋...」
(行ってみよっかな...)
そう思った時、条介は行列の中にある人の姿が目に見えた。それは――
「月宮?何でこんなところに...」
(あいつ俺が学校出る直前まで教室にいなかったか?)
そう呟いていると条介は後から声をかけられた。
「神田君」
「え?」
そこにいたのは...月宮だった。
(月宮はあの行列中にいたような...気のせいか?)
「...神田君?」
「えっ、でも月宮は...」
「??」
だが、行列の中を見ると、やはり月宮の姿がある。...月宮が二人いるという事になる。
「何で...月宮が二人...」
「?何言ってるの神田君?」
その時、条介の頭の中で嫌な事が思いついた。それは、桐野が言ってた事だった...
『私は霊術師。君はRankFの能力者。つまり、私達か両方が殺される対象って事になるの』
(...まさかっ!?)
すると、行列の中にいた月宮らしき者は、条介に向かって――
「...ッ(ニヤッ)」
「っ!!」
条介は、これで間違いなく、あの行列中にいるのは月宮の偽物だということに気づいた。
(間違いねぇ!あいつは偽物だっ!!)
「すまん月宮っ!」
ダッ!
「え?ちょっと、神田君??」
ザッザッ!
(くそっ!気づくのが遅すぎたかっ!!やっぱり、変だとは思ったんだ...月宮が二人もいる時点で気づくべきだった...。)
月宮の偽物は条介に気づかれると、すぐにその場から逃げたした。当然条介もそれを追いかけるのだった。
「待てっ!!」
「ちぃ!喰らえっ!!」
「!!」
すると、月宮の偽物は、何やら棒のようなものを持っており、それを使って何やら攻撃を仕掛け始めた。
バァン!!
「くっ!!今のは...霊術かっ!?」
「フッ...」
ダッ!
「あっ!待て!!」
(くそっ!あいつ足早いな...こうなったら能力で!!)
条介は能力で身体を強化し、脚力を上げた。そたら、偽物との距離はどんどん近くなっていき――
(よし!これなら追いつけるっ!!)
条介は月宮の偽物に近づくのだった...
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