12話 謎の霊術使いvs能力者 2
「フッ..許さいだと?攻撃も当てられない雑魚の能力者が何を言うのかと思えば...」
「くっ...」
霊術使いは言う。確かにコイツの言う通り、まだ攻撃を一度も食らわせてない。無理に近づいたら霊術で返り討ちにされるからだ...
「(くそっ、どうすれば...)」
そう思っていると、
「...神田君」
と、月宮が声をかける。
「ここは私とあなたの能力を上手く連携させるしかないわ」
「そんな事言ってもどうすれば...無理に近づくと、爆発か風圧の攻撃をされそうだし...」
連携とは言っても、俺と月宮は出会ってまだそんなに経ってないからなぁ...正直できるか分からない....
「私の能力は自分を移動させるだけでなく、私自身が触れた物も移動させることが出来る。霊術使いの隙を狙って、その間に私があなたを霊術使いの所まで移動させるから、あなたは身体強化の力を利用してアイツに攻撃を当てる。この方法しか手は無いわ」
「そうは言うけどな...お前自身は攻撃しないのか?」
「多少はするけど、私の能力は攻撃に向いてないの。あくまでも移動系の能力だからね。それなら、あなたのような肉体を強化するような能力の方が攻撃に向いてるの」
と、言われた。月宮の作戦通りにやれば確かにアイツにはダメージを与えられそうだ...しかし、俺が攻撃してる間に月宮がリルを護れるかどうかだが.....
「何だ?作戦会議か...?そんな事したところで、我々”霊術師”に勝てるとでも?」
霊術師はそう言った...だが、やらないとリルは奪われるだけだ...そんな事だけは絶対にさせない!
「霊術師...いくぜっ!!」
ダッ!!
俺はそのまま霊術師に向って走り出した。
「ふんっ...今度こそ、助っ人ごとまとめて殺してやるっ!!死ねっ!能力者!!」
バァン!
「くっ!!」
「っ!!」
俺は何とか避けた。月宮も自身の能力で避けたようだ。すると、
「こうなったら...一気に消してやるっ!!」
バチバチバチ!!
「何だ!あの電気の塊のような物は...何をする気だアイツ!!」
霊術師は電気の塊のようなものを作り出し、それを使って攻撃しようとしているのだろう。流石にあれをまともに喰らえば、即死だろうな...
「くっ、とりあえず、ここから離れましょう..リルさんが危ないっ!」
俺達はリルを連れて離れようとした時、
「死ねっ!」
そう霊術師が言うと、
バァァァン!!バチバチ!
「があっ!!」
「わああっ!」
「きゃっ!!」
ドサッ...
俺は何とかリルを抱えてなんとか避けられたが、
「くそっ!足が...」
足に物凄い痺れと痛みが感じる...恐らくアイツの攻撃を少受けたんだろう。それも運悪く足に当たったんだ...
「っ!!神田君!大丈夫!?」
月宮も能力で避けたが、俺の事を心配そうに見る。
「神田君、その足...」
「すまねぇ...アイツの攻撃があまりに強いから、避けきれなかった...くっ!」
痛みを感じる...流石に走れそうにない...こうなったら....
「月宮、例の作戦をやるぞ」
「え、でも...」
月宮にそう言った。俺はもう走れそうにないから、月宮の空間移動を使って俺を移動させて攻撃する方法だ。もうこれしか方法は無いだろうな...
「神田君...本当にやるの?」
「ああ...」
と、その時、
「条介」
リルが俺を呼ぶ。
「どうしたんだリル」
俺がそう言うと、リルは俺の怪我をした足に触れて、
「.......んっ!!」
すると、リルの手が少し光って、俺の足に触れると、
「...!何だ?痛みが消えていくような..」
「じっとしてて...条介..」
その時、リルの表情が少し変だった...こんな顔のリルは見たことが無い...
「痛みが消えた...何をしたんだリル...?」
すると、
「...え?」
「えっ?」
リルは、自分のした事を知らなかったように言った。まさか、また前みたいに無意識に行動していたとかか...そう思っていると、
バァン!!
「!!」
「...こんな所に隠れていたか...」
「くっ!神田君!リルさん!こっちへ!」
フッ!
俺達は月宮の能力で距離をとったが、
「今度こそ逃がさんぞ...」
「...もう、今度はさっきみたいにはならねぇぞ...」
そう言うと、俺は月宮の方に向き、
「月宮っ!!」
「行くよっ!神田君!!」
そして、月宮は俺を移動させて、
「死ねっ能力者共!!」
バァン!
と、爆発する霊術を使ってきたが、
フッ!
「何っ!!」
「うおおっ!!」
俺は霊術師の後から、
ガッ!
「ぐはっ!?」
霊術師を殴った。そして霊術師はすこし宙に舞い、吹っ飛んだ。
「くそっ!」
フッ!
「っ!!」
ガッガッ!!
「ぐはぁっ!!」
ドサッ...
俺は繰り返し、月宮と連携を取り、霊術師に殴りまくった。
「これで終わりた...霊術師!!」
「くっ!畜生!!」
バァン!
「ぐっ!!」
そのまま霊術師は、遠くに逃げた。しかし、
「くそっ...何故私の攻撃が当たらないのだ...」
ザッ!
「っ!!」
「霊術ばっか使いやがって...お前さ、一回でも殴り合いの喧嘩した事あるか?」
「ちぃ!!」
恐らく無いだろうな...霊術に頼りすぎて、殴り合いなんてしたことないのだろう。だったら、肉弾戦になればこっちのものだ!!
「うおおっ!!」
そして、とどめを刺そうとすると、
「そう簡単にやられてたまるかっ!」
ビュン!
「うわっ!?」
と、とてつもない風で吹き飛ばされた。しかし、これを俺は
「んんんっ!!」
俺はアイツの風を振り切り、
「はぁはぁ...これでもう逃げられねぇぞ...」
「っ!!」
そう言うと俺は右手に力を込めて、
「俺の拳は...少し効くぞっ!!」
ガッ
「ぐはっ!」
ドサッ...
「何..故.....だ..........」
そう言って霊術師は俺の拳を受けて、吹っ飛んだ。そのまま霊術師は気絶した。だが俺も...
「はぁっはぁっ...やべっ..」
正直もうくたばりそうだった。能力を最大出力にした事で、体への負荷もかなりあるし、体力的に限界だった。すると、
「条介!!」
「神田君!!」
リルと月宮が、駆け寄ってくる。
「リル...月宮....」
そして俺は...
ドサッ!
「条介!!」
「神田君!!」
「...ん」
ここは...
「病院か...そうか、俺あの時...」
すると、
ガララッ
病室のドアが開いて、
「条介!」
「神田君!」
と、リルとの月宮が入ってくる。かなり心配してそうな顔だった。
「リル...」
「はぁっ、よかった...」
「あなた...リルさんには感謝しなさいよ...」
「えっ?」
いきなり月宮にそんな事を言われた。何故かは分からないが、
「あなたが倒れた後、私が事務所に報告に一行とした時、リルさんが一人で病院まで連れていったのよ...?」
「そうなのか....すまなかったリル」
「べ、別に?」
「あと、ありがとうなリルっ!」
「ふっ、どういたしまして(ニコッ)」
リルは笑ってそう言った...
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