96話 少しの手がかり
私は綾瀬さんと雑談していると寺に誰かが入ってきた。
「おやおや、まだこの古臭い寺に住んでる奴が一人……」
「客か?」
綾瀬さんは体を起こした、すると綾瀬さんの目がぎょっとなった。
「まぁまぁそんなに驚くことなかれ」
「お前は……!」
「そうだ、かの大槻レオ、改めレオだ」
そこにいた人物、それは大槻レオ……最悪の教え子だ。
「このやろぉテメェ!」
綾瀬さんは気力で立とうとするが私は抑えた。
「綾瀬さんは立たないでください」
「だがここで奴を始末するチャンスなんだ……」
綾瀬さんは何かに憑りつかれた様に立とうとするが必死に私が抑えていた。
「まぁそんなに怒るなよ。ただあの村には消えてもらっただけじゃあないか」
「あんなことをして親や兄弟、挙句の果てに血縁者もろとも処刑されたのに今度は何を消すんだ!?」
「まぁ、知らないんだろうな、あの村で行われていた儀式を」
するとレオに羽が生えた。
「今日はこのところでお暇させてもらうよ、ここにいたら小童に拘束されかねないからね」
そう言うとレオは上空に飛び、そのまま去っていった。
「クソッ……一体アイツは何処まで逃げるつもりなんだよ」
「あの人が大槻レオ……」
「ああ、だがあの村で行われていた儀式ってなんだ?」
「儀式……?」
「今度行ってみるのもありか、だが早く行っておかないと手遅れになるかもしれない……」
すると綾瀬さんは電話をよこせと言ってきた。
「はい、電話」
「ありがと……あの家の電話は……」
すると綾瀬さんはどこかに電話をかけ始めた。
「あーどうも、綾瀬家当主の綾瀬陽菜です、そちらの当主はいらっしゃいますか」
どうやら本当に大事な会話のようで私が出る幕はないらしい。
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