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{完結済み}私のゴーストは優しくて強いのです。そして誇れる敵なのです!  作者: 猫こんた


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87話 最後の言葉

私はフローズンさんの格闘術をブートキャンプ形式を行っていたが数分で息を上げていた。

「どうしてそんなすぐに声を上げるんだ?」

「どうしてフローズンさんは……息切れしてないの?」

「そりゃ低酸素状態でも動けるように特訓してある、暗殺者はこれぐらい当然だ」

そして私はフローズンさんの手を初めて掴んだがフローズンさんはその腕を思いっきり私の前に倒した。

「いってぇ」

「でも初めて私の手を掴めたのじゃないか?」

「フローズンさんでも手を掴まれるのは嫌なんですか?」

「ああ、そこから腕を折るのには十分すぎる時間があるんだ」

「暗殺者の神経すごぉ」

「まぁな、とはいっても戦いはセンスと運、少しの努力だな」

「センスと運……?」

「こういう言葉知らないか?鍛錬千日勝負一瞬っていうのを」

「私昔の言葉なんて分からないよ」

「私は一応野球に最近ハマってな、高校野球の名言だ、意味は分かるか?」

「鍛錬千日はこういう訓練、そして勝負一瞬は戦いって事ですかね?」

「分かりやすく言えば努力一生チャンス一瞬という事だ、つまり努力を続けていれば相手の隙が見えると言う事と私は捕えている」

「なるほど、つまり今私はチャンスを見逃さないように鍛えてるってことですね」

「ああ、だからドンとぶつかってこい!」

そう言って私はフローズンさんに走っていき、隙を探していった。

(足元は足蹴りされるし胴体は腕が守る……)

そして私は左手で一撃目のパンチを放った。

「どうした?腕が落ちてる……!?」

「腕、使いましたね?」

私は二撃目でフローズンさんの左腕を掴んだ。

「やるじゃん」

それに続いて私は掴んである腕を思いっきりひねった。

「折れるぐらい、何度でも経験してるんだよなぁ」

フローズンさんはあえて力に逆らわず飛び、そして腕が折れるのを阻止した。

「いいじゃないか、最後の言葉を授けよう」

するとフローズンさんはこう言いだした。

「最後に勝負を決するのは努力と根性と胆気だ」

すると奥で寝ている綾瀬さんがツッコんだ。

「それ同じ意味だフローズン」

「そうなの?日本語って難しいな」

「もしかしてだけど……フローズンさんってのは偽名じゃないんだ」

「偽名だとしたら本名言ってくれよ」

「……やめとく」

「どうしてだ?」

フローズンさんは私の頬をつんつんしていると綾瀬さんがちょっとだけキレた。

「あのねぇ、汚い服装のまま縁側に座らないで?掃除大変なんだから、それに畳に土足はやめろ」

「日本人ってやっぱり頑固だねぇ」

「当然だと思うけど……なら銭湯に行こうよ」

「いいけど急にどうした?」

「いいじゃないのよ、裸を見ても」

「……ならおねーちゃんも呼ぼうかな」

「フローズンってお姉さんいたんだ」

「姉が居て何が悪い?」

「なんでもないでーす!」

そして私たちは近くの銭湯に汚れを落としに行った。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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