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{完結済み}私のゴーストは優しくて強いのです。そして誇れる敵なのです!  作者: 猫こんた


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83話 勝手な権力使用

私は綾瀬さんに鉈の事を話した。

「その鉈に新しい能力が増えたってことだね、だけどそのお守りの事なんだけどどこの神社もその柄や文字のフォントも使ってなかったよ」

「そうなんですね……いったい私は何処に行ってたんだ?」

「一度いろいろなことに巻き込まれるアイツに聞いた方がいいのかな」

「あいつ?」

「うん、一度会っているあの白蛇と黒蛇を操るアイツね」

「白蛇と黒蛇を操る……あっ」

(あの時綾瀬さんを丸呑みにしてた白蛇と黒蛇を操ってた人の事かな)

私は何となくわかったが居場所がわからないとなった。

「じゃ、行こうか」

「何処に行くの!?」

「決まってるじゃんか、のぞみの家に」

「家って住所分かるの?」

「わかるさ、交番に言えばな!」

「いや頼りないな!?」

「嘘嘘ぽ、きちんと家は分かってるんだ、さぁ……行ってみようか」

綾瀬さんは立ち上がったがまだ背中の怪我が治っていないようですぐに倒れこんだ。

「うぅ~もうやばいかもねぇ」

「綾瀬さんはもう安静にしてくださいよ!?」

私は綾瀬さんからのぞみさんの家に向かった。

(しかしのぞみさんの家ってこんな近くにあるんだね、これだったらすぐ行けそうだ)

そして徒歩3分、のぞみさんの家にたどり着いた。

「……いるのかな」

私はインターホンを鳴らした、すると寝ぐせがまるでヤシの木みたいな人が出てきた。

「……ねぼけててごめんだけどだれなの?」

「綾瀬さんと一緒に暮らしてる千尋だよ」

「千尋……?あーあの綾瀬のすぐそばにいた子ね、どうして来たの?」

「綾瀬さんが来れないから私が来たんだけど、このお守りについて何か知ってる?」

私はのぞみさんにお守りを見せた。

「あーこれかぁ、面倒な奴に目をつけられたね」

「面倒な奴?」

「うん、悪い方向に運ばないんだけどちょっとめんどくさい」

「どうめんどくさいの?」

「こっちきて」

私はのぞみさんについて行ったが二階に登ってリビングらしき部屋に入ると季節外れの鍋をやっていた。

「あっ、さっきの」

「おやおや、どうしてここにいるのかね?」

そこには狐みたいな人が7人いた。

「ほら、偶に上がり込んでくるから困ってるんだ、それに鍋って……材料はどうした」

「材料なら家の冷蔵庫から拝借したぞい」

「……油揚げじゃ気が済まないのか?」

「油揚げをそのまま食べたらおいしくないじゃろ、鍋にくぐらせるのじゃ」

「さっきの狐たちが……普通にここにいるんだ……」

「それでこのお守りは何だって話だよね」

「そうそう言い忘れておった、そのお守りは妖怪を切り裂けるぞい」

「でも私時空も切り裂いちゃったんだけど」

「……それはこやつの仕業じゃな」

黄耳の人は紫耳の頬をつねっていた。

「なんだよ急に!?」

「おぬしがそのお守りに何か吹き込んだじゃろ!?」

「そうだと言ったらどうするんだ?肉にでもするのか?」

「やったのかやってないのか言うのじゃ」

「……たぶん主が俺の能力を勝手にふきこんだ」

「たしかに主はやりかねん……と言う事だからそのお守りを大事にするのじゃ」

この光景にのぞみさんは追い出すどころか参加した。

「はいはい、お肉だ」

「やったーお肉だー!」

「では私は帰ります~」

「食べていかないのか?」

「このお守りを調べに来ただけなので」

すると白蛇が壁を伝ってきた。

「うおっ、白蛇が」

「白蛇がいるの?」

のぞみさんは白蛇に手を伸ばし、白蛇は腕を通り首元にとぐろをまいた。

「こいつは私が恋しくなってきたんだろう、じゃぁね」

私はのぞみさんの家を出た。だがあの白蛇は明らかに鍋の中にある肉を狙っていたような気がした。

「あっ!シュガー!素手で肉を取るな!!!」

(外まで声が聞こえてきてるな……楽しそうだな)

そして私は寺に帰っていったがその後ろを黒蛇が追ってきていた。

「……そこの黒蛇ちゃん、家に帰った方がいいかもよ」

私は黒蛇に向けて話した、すると黒蛇はUターンして帰っていった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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