59話 特級呪物
翌朝、私の枕元に一つの鉈が置かれていた。
「あれっ、なんで鉈がここに!?」
「あーこれか?お前は何も知らないのか?」
「知らないよ、こんな鉈」
「そうか……そういえば千尋がこれを持つとどうなる?」
「持つとって……綾瀬さん触ってくださいよ」
「私は夜触った、どうやら私は触れないらしいんだ」
「へぇ……そうなんだ」
私は鉈の柄を持った。
「あれ、どうして無事に持ててるんだ?」
「何もなかったけど?どうした?酒飲みすぎた?」
「酒は飲まない主義なんでね、飲まないんだよ」
「そうなんだ……」
「私が触れた時ね、電流が走ったように感じた」
「そうなんだ……」
私は鉈を素振りしてみた、その時赤色の斬撃波が何も知らないふすまに襲い掛かった。
「……なんかごめん」
「いやこうなるとは私も知らなかったんだ」
赤色の斬撃波がふすまを見事に切っていた。
「……あまり振り回すなよ」
「あの光景を見たらそう思うよ」
「しかしあの野郎ロクな物を置いて行きやがった……」
そして私は学校に向かったが何もないままで終わった。
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