27話 白湯
私が次に目を覚ましたのは夕暮れ時だった。
「おーい千尋大丈夫か~?」
私は綾瀬さんに白湯を頭にかけられていた。
「ちょうどいい温度だぁ」
「ほら、しっかり起き上がったでしょ?」
「起こし方が強引なのはなぁ」
その場に巴さんもいた。
「お前は霊に追われて電柱にぶつかり、霊のバンボイエパンチを食らってまた電柱にぶつかって気絶をしたんだ」
「行ってる意味が分からないんだけど」
「そうだろう、行ってる私にも意味が分からないんだ」
「巴もわかってないんじゃ私もわからんよ」
そして私は起こされたが私をバンボイエパンチで電柱に打ち付けた霊はそのまま気絶したまんまだった。
「しかし、災難な目に会ったな」
「そうだよぉ」
私は寺に帰ってきたが綾瀬さんにあの事を言った。
「もし霊を見かけても話しかけない方がいいんですかね」
「そりゃ当然よ、私たちが見えてるんだとしたら、奴らも私たちを見えてるってことだから絡まれても仕方ないよ」
「そっかぁ」
そして私たちは夜のパトロールに備えて準備をしていった、だが綾瀬さんはいつもより札を持っていくようだ。
「あの、どうしていつもより札を持っていくんですか?」
「ああ、ないよりあった方がいいだろう」
「そうですね……」
そして私は渡された札の柄をじっくりと見ていった。
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