28話 寿命
夜になり、私たちは墓地に向かった。
「いいかい?墓地ってのは案外怖いように見えて本当は怖くないんだよ」
「どうしてなの?」
「寿命で亡くなった人たちが埋葬されているからね、偶に事故で亡くなった霊もいるけど」
「ならどうしてここに連れてきたんですか?」
「無害な霊に紛れて悪霊が偶に紛れたりするんだ、それを祓うってのが今回の仕事かな」
墓を見て回っているとおじいちゃんの霊が声をかけてきた。
「若いのや、ちょっとこっちにきなしゃい」
「綾瀬さん、おじいさんが声をかけてきてるんですが」
「またですか……あなたは亡くなったんですから若いお姉さんと付き合えるわけないでしょ?」
「言われちった、もし数十年経ったら巫女さんとも付き合いたいねぇ」
「巫女ねぇ……もしかして私の事言ってないですよね?やだわぁ」
「まぁまぁそんなことを言わずに」
その時、後ろからフライパンを持った霊がやってきた。
「このエロ親父!!!何若いもんをナンパしてんだ!?」
そのフライパンでおじいさんの霊の頭をゴンという気持ちい音が鳴っておじいさんの霊はうずくまった。
「あらぁ、すいませんねぇ」
そして私たちはパトロールをしていたらとある人にあった。
「……今日初めて見た顔だな、どうしたんだ?」
綾瀬さんはぽつんと立っている人に話しかけた、するとすっと綾瀬さんに手を伸ばした。
「まさか!?」
綾瀬さんは急にバックステップを踏み出した。
「どうして手を私に差し伸べたんだ?」
その時、周りの雰囲気がガラッと変わった。
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