102話 オニ
静かに儀式の場に着いたがそこには村人2人と少女がいた。
「なんだあれ……」
「おそらくあの本にあった儀式の真っ最中なのか?だとしても気味が悪い」
すると地響きが鳴り始めた。
(なんだこの地響き……意味が分からないぞ)
地響きに気が付いた村人はすぐに逃げ出し、少女はただ一人でじっと待っていた。
「今か?」
「ああ、今救助するのがいいだろう」
私たちは茂みから出ると少女の方に向かって歩き出した。
「ねぇ君」
「ひゃう!?」
「おっと、驚かせちゃったかな」
「あなたは一体!?というか村人に捕まりますよ!?」
「大丈夫、村人はもう逃げた」
横で巴さんが周りを見回しているが今すぐ何かが来ると言うことは無いという。
「それで私たちはどうしたらいいんだ」
「分からない、その子の意見を聞かないといけないし……でも時間はないぞ」
「分かってる。ねぇ、この場から逃げ出さない?」
「でも村の人々は……」
「私たちはこの儀式の事を知らないの、だから教えてくれない?」
「……ええ、話します。数百年前、この地に鬼が降り立ち、そして村を襲わない代わりに私のような年代の女子を連れてこいと。それで贄になった女の子は後日、無残な姿になって発見されると聞いたことがあります」
「……これは私が動かないといけないね、それで無残な姿になった女の子ってどんな感じに?」
「尊厳が破壊され、そして鬼にゴミのように捨てられると聞いたことがあります」
その時、私の脳内に高木が話しかけてきた。
「ちーたん、この事だけど、鬼をやっつけたい」
「どうしてなんだ?」
この光景を見た少女は何かを察したらしい。
「二人がいるように見える……」
「そうだろ、私に憑りついている高木っていう霊だ。それでどうしてやっつけたいんだ?」
「鬼は女子を食い物にしている。それで私とママの行動方針、それはレ〇〇犯を殺すと言う事。だからお願い」
「……いいぞ、だけど歴史が変わるかもしれない」
「そこは承知」
私は鉈を出した。
「その鉈……私の家の……」
「えっ!?」
その声と同時にメキメキと木が折れる音が森中に聞こえていた。
「誰だ話をしているのは……」
そこにいたのは肌が赤色で衣類は最低限しか身につけていない鬼がいた。
「あなた、女の子を食い物にして……」
「誰だ女、俺様には向かうってことか?」
「お前は何人の女を食い物にしてきた」
私は怒気を含めて声に出した。
「ならお前は今まで食べたジャガイモの数を覚えているのか?」
「知らんな、だがこれで分かった。お前は悪だ」
私は最初にスタートを切り、そして鬼に向かって鉈を振りかざした。
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