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ばれちゃいました

クリスマスダンスパーティー後の休み明け、月曜の朝

『一年三組……山田太郎君、村上ジョニー君、上田優子さん、上田真弓さん、至急図書室まで来て下さい』

僕達は教室に入る間もなく「メガネ君先輩の声」の放送で、図書室に呼び出された


(しかし、放送で自分の名前が呼ばれるのって、口で呼ばれるのと違って……どうして妙に恥ずかしく、でも恐怖に似た緊張感が有るんだろう)


僕達はすぐさま図書室に向かい、ドアを開けると……そこには、腕組をし少し困った表情のメガネ君先輩と、そばにはなんと、ロープで椅子にくくりつけられたうえに、

猿ぐつわまでされ、僕達を見るなり、助けを求める様にもがいている女子生徒の姿が!


メガネ君先輩は、その女子生徒と僕達を交互に見ながら、ため息をつき、口走りだした

「全く君達、大変なことをしてくれたね……」

「それはこっちの台詞です、なに女子生徒を拉致してるんですか⁈」


「いやいや、君達は勘違いをしている、僕は君たちを助けたんだよ……特に上田姉妹には驚かされたよ」

意味不明な返答に

「はあ⁈」

「何ぼけた事言うとるんや」

「駄目だ、聞いちゃいない」

真弓は腹立ち、僕とジョニーは呆れたが……優子はそんな事お構いなしに、すぐさま女子生徒の背後に回り

「今助けてあげましから」

しかし、猿ぐつわを外された彼女は、優子に目を丸くし、驚き声を上げる

「うそ、本物!」



彼女の反応に、驚く僕達へメガネ君先輩は、繰り返す様にもう一度同じセリフを吐く

「本当に大変な事をしてくれたね……彼らに自己紹介してくれないか」

「新聞部副部長……出歯亀真実子(でばがままみこ)です……よろしく天使さんと、その彼氏さん達」

「言うとおり彼女は新聞部で……今朝、廊下に貼られる前に回収した……見たまえ」


机の上に校内新聞を広げると、平手でたたいた

そこには、大きな文字で『天使降臨』と書かれ


優子が、真弓が翼を広げた姿はもちろん僕やジョニーの姿までが、否定できないほど複数の写真と、クラスと名前まで書かれている

「いつの間に、あの時、人気なんて無かったはず」

「おお、今時のカメラって凄いな、あんな暗い所でほら、わいらの顔こんなにはっきり映っとるで」

シャッター音がしなかった理由はたぶん、暗視動画モードで撮影し、それを切り取ったんだろう

「ほんとにって、名前まで出てんじゃない……どうすんのよこれ!」


「もし……この記事の天使の存在を否定する人が居たら……私と真弓は」

心配そうな優子の声につられるよう、僕達も心配になり顔を曇らせる


「これだけ証拠かそろってるうえ……体育祭の時見せた真弓さんの常人離れした運動神経……誰が否定できます?」

「それに天使なんて別段、この町に住む現代人の僕達には、驚くほどのものでも無いだろう」


あっけらかんと笑うように話す彼らの言葉に、僕とジョニーも「「ああ」」そう言われると、この町の人間なら、と納得がいき小刻みに首をたてに振る


が、なにせ天使の存在が認められなければ消えてしまう、彼女達は当然まだ納得出来ず……真弓がしかめ面で質問する

「どうして天使であることを、天使の存在を、皆が認めてくれるて思うの⁈」


「そんなに驚くことかな、真弓ちゃんて、見た目は今風なのに……考えは古いし思い込んで頑固だね……この町は天神島のおかげて、それ関連のおとぎ話がいくつも有るし……映画、漫画、アニメニゲームで天使はいっぱい出てくるし、ジョニー君に至っては自宅の祭壇で見ている……お化けや天使や神様なんて想像上の物だろう、だけど、居るなら会ってみたい……といった感じに、世界中誰からも認められてると思うから、怯えず堂々としていればいいと思う」

「そう文芸部部長も言ってくれた事なので……」


「隠していてもいずれはばれる事だし『弱みを握った』等と上田姉妹に言い寄って来る悪い輩を無くす為にも……いっそさらけ出してしまえばどうだろう」

「それもそうやな……おどおどしとる真弓ちゃんなんて、わいは見とうないぞ」

「それではこの新聞を掲示しても良いですか?」


「はい」

そして、上田姉妹が天使であることは、多少のトラブル(挿入投稿予定)は有ったものの……なぜか校内限定で皆の知るところとなり……学校の皆はすんなり受け売れてくれその特殊さゆえか、太郎達にちょっかいを出してくる輩もいなかった



いずれは、彼女達の正体を話そうと思うっていた花子に至っては……出会った時からすでに「天使みたい、天使だったらいいのに」と半ば信じていたのか、自宅で親の居ない時に、一言であっさりと受け入れてくれたが、可愛がっているポチが、実はケルベロスとの雑種なうえ、彼女達のちからを借りると話せると聞いた時は、かなり驚いていた

読んでいただき、ありがとうございます。

『山田太郎たちの恋物語・Boys Meets Girls?』

第四十三部『ばれちゃいました』

いかがでしたか? 気に入っていたたけたら是非

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とてもうれしく、励みとなります。よろしくお願いします。


by.メガネ君(作者)

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