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お宅訪問……メガネ君先輩……ヘン!

ジョニーの家に行った次の日の放課後……僕達は、いつもの様に図書館に向かおうと廊下を歩いていると……不意に窓をうつ音がしたので外を見ると、小雨が降り始めた

僕は足を止め、お宅訪問のジョニーの次は……メガネ君先輩の家か……と少々ため息混じりに困惑していると、それを察してか真弓が僕の肩に手をのせ


「あんたの気持ち分かるわ……正直あたしも、あ・の・ヒ・ト、苦手なのよね~~……気持ち悪いっていうか……わけ分かんない動物?」

「真弓、仮にも先輩に向かって言いすぎよ」

「じゃお姉ちゃんは平気なの?」


二人の意見に僕も同意し、苦笑いしながら

「真弓ちゃん、このこと……先輩には内緒だよ」

と言うそばでジョニーも苦笑いし……どうやら僕達のメガネ君先輩への想い『認識』は同じらしい


「まさに、知らぬが仏やな……わしは先輩のことそれなりにスキやけどな……とりあえず、図書館いこか」


そして僕達は、なんともいえない気持ちのまま図書館へと向かうと……それを察してか?


入り口でメガネ君先輩が笑顔で待っていた

「さあ~~!今日はぼくの家に行く日だよ~~さあ出発だ!」


僕達は図書館に入ることなくメガネ君先輩に家に向かい……半時間……上機嫌なメガネ君先輩を先頭に、会話もなく……半時間という長い距離を歩き……ようやく彼の家に到着……。


まあ意外とまともな外観に一安心といったところか……とりあえず早く済まそう。


メガネ先輩が玄関のドアに手を掛けたまま意味深そうに「一つ言っておく……今、親は居ない」と呟くものの……僕には全く分からないが、

さわいで大丈夫と言う意味なのか?


僕達は「おじゃまします」と玄関からすぐに二階へと上がり、突き当たり右側にある彼の部屋のドアを開け……


入り口から見る限り……正面には車の模型を飾っている洋服だんず、奥に勉強机があり、その後ろにはベッド……といたって普通な部屋に、僕はなぜか安心感をおぼえため息をついた。


メガネ君先輩につづき、真弓が彼の部屋にはいる……で……気になる感想は?

「へぇ……意外と掃除されてる良い部屋じゃない」

と真弓が部屋の中心に来たところで、彼がほくそえみ呟く

「じゃあ、後ろを見てごらん」

彼女は少し首をかしげ……彼に言われたとおり回れ右をし……

「なっ!」

と転びそうになるほど驚いたので僕達も部屋の中に入りその光景に、驚いたり、感心したり、一瞬言葉を失ったりと様々な反応をみせ……


「なぜこんなところに、メイド服が!」


そう驚くのも無理は無い、部屋に入り振り返ると……正面の壁には立派な額に入れられたメイド服が、恥かしげも無く堂々と飾られている!


軽い目まいに襲われ頭に手を当てる僕の横で

「可愛い服ですね」

「さすがメガネ君先輩や!」という称賛の声に僕と真弓は息を吹き返したように目を丸くする


「ありがとう……だがすまない……このメイド服は僕のお気に入りで、とても高価なので試着はやめていただきたい」

「分かりました……少し残念です」

残念がってる優子に、彼女のメイド服姿を想像していた僕も少しおちこむ。

するとメガネ君先輩が、そのメイド服の下に有るオーディオをいじりながら……なにやらうれしそうな口調で


「じゃあ、気を取り直して音楽鑑賞といこうか、ポチっとな」

と再生ボタンを押する、とスピーカーから流れてきたのは明るいアニメソング……ではなく意外にも……荘厳なパイプオルガンの独奏だった。

予想外の曲にしばらくの間、唖然とする僕達……ふと視線を横に動かすとメガネ君先輩が髪を振乱し激しく腕を振っている。


(もしかして指揮者のつもりか? いや、パイプオルガンノ独奏曲にそれは多分無いだろう)

やがて曲は終わり彼も手を止め、少々引きぎみ?の僕達に向かって一言

「どうだい、まるでこの部屋に天使が舞い降りたようだろ?」


それを聞いた優子が持っていた鞄を落とし、反応するように真弓が声を上げる

「メガネ君先輩、急になに顔と、部屋に合わない事言ってんの……おかげでお姉ちゃん鞄落としちゃったじゃない!」

「ごめん、ごめん……と、もうこんな時間か……玄関まで送るよ」


お言葉に甘え僕達は、そそくさと彼の部屋を後にする……そして玄関

「おじゃましました」と頭を下げるとメガネ君先輩はにこやかに手を振り

「いやいや、またいつでもおいで……歓迎するよ」


その言葉に困惑して顔を見合わせ愛想笑いを返しているなか……真弓がドアを閉めながらにこやかな顔で、はっきり一言

「いえ、もう結構です!」と僕達の本音を代弁してくれた。


清清しいまでにあっさりと断られ、呆然となるメガネ君先輩……涙目


(これはまずい)

 とりあえず、少しでも面倒なことにならないうちに僕達は、真弓の頭を押さえながら再度一礼……すぐに回れ右をして競歩なみのペースで我先にと競うように、彼の家から緊急離脱する。


帰り道……やっと落ち着いた僕はあっという間に終わった今日のことを思い出してみたが、予想をはるかに超えるインテリア等が目に焼きつき、良い言葉が思いつかない……まあ、とりあえず次回はデザートともいえる彼女達の家……雨天になることを期待してしまう。

読んでいただき、ありがとうございます。

『山田太郎たちの恋物語・Boys Meets Girls?』

第二十五部『お宅訪問……メガネ君先輩……ヘン!』

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by.メガネ君(作者)

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