遠足・帰るまでが遠足です
ゲームセンターを出て、僕達は再び寄り道をしつつ、中央通りを帰りのバス停の方へと歩いている
と……僕の携帯のアラ-ムが鳴り……帰りのバス出発の三十分前を知らせたので
「みんな! あと三十分で、帰りのバス出発するから……まだ遊びたい気持ちは僕も同じだけど……そろそろ」
僕が言葉に困ってると、ジョニーが肩に手を乗せ
「みなまで言うな、わかっとる……しゃあない、帰ろか」
「あ~~あ、もうそんな時間? ……ジョニー、帰りのバス停まで競争よ!」
「よっしゃ、負けへんで~~!」
そしてジョニーと真弓は、歩道と車道の間をダッシュしていく
あの二人が、意外にもあっさり帰ることを承諾してくれてたすかったよ……
僕がそう胸をなでおろしていると……側で走っていく二人を見てほほえんでる優子が
「……では、私達も駆け足で……」
「うん!」
僕は、よそ見して悔いを残さないように優子の背中を見て走り……おかげで出発五分前にバスに乗る事が出来が……
「上村、どうしたそのケガ……大丈夫か!?」
担任はジョニーのケガに驚き心配そうにたずねてきたので、彼はかれは元気に
「ちょっと階段でこけましてん……でも、このとおり大丈夫ですわ!」
「分かった……しかし痛みがひどくなってきたら遠慮なく言うように!」
「先生、お気遣いどうも」
ジョニーは軽く頭を下げる……
そして僕達は、車内を見回すと……残念なことに最後尾の長い座席には先客がいたので……仕方なく
比較的前の座席にジョニーと真弓……その後ろに僕と優子という配置で真弓と優子を窓際にして座ることにした。
そして遅刻する者もなくバスは定刻どおりに発車し……高速に入り約十分が経過した時だ……ジョニーの頭が右へ左へとゆっくりと揺れている………さっきから静かだと思えば、やはり寝ていたか
まあ無理も無いか、オタロードであんなに怪我を負わされても、僕達に心配掛けまいと今まで元気にふるまってたんから…………
あ~~っ!
眠っているとはいえ、ジョニーが真弓の肩に寄りかかり……彼女の手がジョニーの頭に!
おいジョニー起きろ、突き飛ばされるぞ!
しかし、彼女の手はまるで母親が眠っている我が子の頭を撫でるように、優しくジョニーの頭を撫でていた……
しかし! バスが高速のサービスエリアに止まると、優しい彼女の手は一転!
まさしく手のひらを返すように!
「いつまで寝てんのよ!」
真弓はジョニーを突き飛ばした!
「ほぇ?」
なんとも間抜けな声で彼は目を覚まし、寝ぼけた顔で外を眺め呟いた
「サービスエリア?」
「そうよ! 分かったなら早くどきなさいさいよね! あたし、降りたいんだから」
ジョニーは、ゆっくりと立ち上がりながら僕を見て
「おっ? だったらわいも降りよか……ああ……後ろのお二人さんもどないや~~?」
彼の誘いに僕と優子はそろって首をたてに振った……そして僕達四人は、半時間の休憩時間を有効に使おうと駆け足でにサービスエリアの店内に入り、
まずは入り口すぐのお土産コーナーに立ち寄った……すごい人波、と僕は視線を落とし偶然そこにいた小さな女の子を見てふと思い出した……。
そういえば花子に土産買ってなかった、運よく思い出せて助かった……さっそく店内を見渡すと……これまた運良く大阪の土産が有り僕は、花子に通天閣のキーホルダーと、家族には和菓子のセットを購入……これでよし
それから僕達はバスの出発する時間まで食事をしようと、土産コーナー奥にある食堂に向かった……注文方法は床に書かれている順番どおり
一、食券を券売機で購入
二、そのまま横に移動し注文カウンターで番号札と交換
三、再び横に移動し受け取りカウンターでメニューを受け取り………開いてるテーブルで食べ
四、返却コーナーに食器を返す
と、学食とほぼ同じだったので苦労せず買うことが出来た……
ちなみに僕とジョニーはラーメン、優子はサンドウィッチ、真弓はフランクフルトだ。
そして再びバスは僕達を乗せ、最終目的地学校へと走り出し……今度は真弓とジョニーが寄り添うように眠っている
一時間後……バスは学校に着いたとたん、妙な安心感のようなものと共に疲れが押し寄せてきやので僕達は早々校門で別れることにした……
その後、僕はすぐに家に帰りベッドに倒れこんだ
いやはや……今日はいろんな事がありすぎて疲れたよ……でも、楽しかった!
読んでいただき、ありがとうございます。
『山田太郎たちの恋物語・Boys Meets Girls?』
第二十部『遠足・帰るまでが遠足です』
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by.メガネ君(作者)




