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四十七話
真樹と一真があった初めての日はいつだろうか。気づいたら傍にいて、空気と同じような存在。一真も真樹に対してそう思っているだろう。それか厄介事を運んでくる疫病神か。
勉強も運動もできて、生徒会長で、女子からの人気は厚い。
だけど真樹は知っている。誰よりも真剣に授業に取り組み、夜遅くまで体育館でバスケを泥臭く続ける彼の努力を。
一真のことをいつから異性として見るようになっただろう。中学には一真のことが好きになっていて、女子と話している姿にやきもちを焼いたりした。
一真は真樹よりとてもすごい。釣り合わない。尊敬と諦めの気持ちは、純粋な好意をかき乱す。精一杯おしゃれしても、素材が可愛い女の子には勝てない。ときには鏡に映る自分を見、悲しい気分になったりした。
一真はいつも告白を断ってるけれど、いつ受け入れるかが分からない。それが、真樹の懸念材料だった。
「真樹は僕がいないと大変だからな」
幼馴染の関係の彼は、真樹の気持ちを知らずそう笑う。ズキズキする胸を押さえ、真樹は当たり前だよ~とおどける。
それがいつの間にか当たり前になっていた。




