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グロ耐性ある殺人鬼  作者: らゐをふ


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6/7

父親の責任

 無傷のモル。

 ただ眺めるラリマーと、車を運転していた琥珀。三人が、遂に出会ってしまった。


「説明して貰うぞ 何が起こっている?」

「わからない…」

「全部 お前の所為か?」

「わからない……」

「全部……『俺』の所為か?」

 弱っているラリマーにひたすら問う琥珀。それをモルが許すわけも無く、飛び蹴りを喰らわせる。

「そうだよ!全部お前の所為だ!!ラリマーは何も悪くない!!」

「お前何なんだよ!!!」

 琥珀は激昂する。例え自分が根源だとしても、ラリマーの存在が招いていたとしても、

「お前が……お前がコイツに『名前』を付けなければ!!!」

 違う、そうじゃない。


 でも、琥珀からしたらそうなのかもしれない。


「俺は……どうしたら……!」

 地面を殴る。既に起きた事態を嘆いても何も変わらないのは分かってる。どうすれば責任を取れるのか、どうしたら解決が出来るのか、誰かこの状況をなんとかしてくれる「ヒーロー」は居ないものか。泣きながら必死に考えた。

「……パパ」

 か細いラリマーの声が耳に届く。顔を上げると、愛すべき娘の存在……ではなく「モル」が怒りの表情で見下ろしていた。


「ラリマーのお父さん……いえ ボクの『お父さん』」

 そうか、コイツもクラフトの一つ。俺が作り出した食糧「だったもの」じゃないか。

「僕は…どうすればいいんですか…?」

「は…?」

「ラリマーを救いたい でもラリマーを悲しませたくない」

 モルは膝から崩れ落ちる。

「そしたら……他のボク達が……暴れ出して……!」

 コイツは…なんだ?

「あなたを殺せば…終わりますか…?」

 俺の首に手をかけるモル。その力は弱々しいようで、段々と力がこもっていくと同時にモルの表情も変わっていった。

 潰れて、ちぎれてしまいそうな程の力。俺は、モルとラリマーを交互に見ながら、後悔をした。

「エメ……ラリマー……ごめんな……」

 泣きながら、俺に手をかけているモルを見つめる。

「モル……ありがとう……」


 モルは咄嗟に手を離した。


 だが、琥珀はもう、動かなくなっていた。

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