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子供
「ラリマー!しっかりしてよ!!」
僕の腕の中で細い息をするラリマー。いつも通りの楽しい会話をおひらきにしようとしたら、突然ラリマーが倒れ込んだんた。
「どこか痛いの?気持ち悪いの?僕は…どうすればいいの?」
聞いても、返事なんて出来そうに無い。
だから僕は考えた。ラリマーに足りない物。無駄にある知性をフル活用して辿り着いた答え。
「……栄養!!」
ラリマーは僕と似た「人間」の形をした食糧しか食べれてない。栄養も偏るのではと睨んだのだ。
でも、ラリマーは僕等以外を食べたことは無い。まず外の世界を知らない。結局ダメだ、解決出来そうに無い。
「誰か…助けて……」
泣きそうな僕をラリマーが心配そうに見る。なんで君がそんな顔をしているんだ、君の所為なのに。
ラリマーを強く抱きしめる。僕をそのまま食べてくれても良い。君が生きてくれるのなら、僕はなんだってする。そう、強く願った。
願いは叶った。最悪の形で。
外の世界で、暴走したクラフトが人を襲っているらしい。
僕の願いは他のクラフトにも共鳴したんだ。
ほら、君も笑ってる。
ラリマーに元気になって貰いたいね。
……栄養が必要だね。
君は…どんな味なんだろうね




