表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
350/354

ジーナと「ルリア」

皆様、新しい物語が綴られました。

お楽しみ頂ければ幸いでございます。

それでは、お楽しみください。

今の時間は二十時を少し過ぎた所だ。


晩御飯後のゆったりとした空気を満喫する。

後は湯船があると言う事で、そちらに入った後は寝るだけだ。

そう思ってくつろいでいると、蘭さん達がやってきた。

そう言えばお話をしてないなぁ。


美人さん達との御話・・・いいね。

望む所であります。


だが、蘭さんからの話は俺とジャスティンを驚愕させるのだった。



「・・・はい、そのように申し上げております。」


【アズモデスが復活しているのですか!?】


「それが本当の事であるのならば、一大事ですよ?」


「こちらに資料をまとめました。御確認下さいませ。」


俺とジャスティンは、それぞれ紙で作られた資料を愛琳さんから渡される。


【棺の蓋が開いている。中身は何も無い。現時点では確認は出来なかったが復活している可能性が高い・・・これは本当の事なのですね?】


「はい、討伐するのならば、復活したての今が好機でございます。」


「そのように早急に決める事は止めた方がよろしいかと。それに討伐は致しません。これでいいですね、アーサー?」


【はい、この資料の問題点は、アズモデス、つまりです、ルクスリアさんが復活している所ではありません。討伐すると言い切っている所です。】


「何故ですか?相手は七大悪魔のうちの一人。討伐対象ではありませんか?」


女媧と言ったか?

ここで戦ったら被害がどれ程になるか分からないではないか。

しかも人口密集地でだぞ?

それに、彼女達とは話し合う事が出来るんだ。


【浅はかですね、このままでは被害状況がどうなるか・・・この資料を作った方々には、彼女達とは対話が出来るのだと言う可能性と言う物を考えて頂きたい。】


「ヘファイストス殿、貴殿こそ浅はかではないのかな?」


【ほう、俺が浅はかだと、その訳を伺いましょうか?】


「相手は伝説にも出てくる七大悪魔だ、討伐すればこそ我々の「安泰」につながるのではないのかな?」


「女媧さん、とおっしゃいましたね。彼女達とは対話が出来るのですよ。僕達には何故に対話と言う和平の道の可能性を捨て、討伐と言う危険を伴う事にしたいのかが分かりかねます。」


「その為に貴殿らに協力をお願いしているのではないか?」


【これが、貴女が言うお願いなのですか?それに今回の訪問はあくまでも竜の素材を売り込みに来ただけですよ?戦う準備すらしていない。それに付け加えておきますが、我々は七大悪魔と正面から戦った事はありませんよ?】


「「何ですって!?」」


「そ、それは・・・ですが「怠惰」とは闘い屈服させたと・・・。」


【愛琳さん、その情報が間違っております。そのような事では戦った後の事も考えておりませんね?】


「左様です、我々は直近でその脅威を見ております。しかも実力のすべてを見た訳でもありません。」


「そこまでおっしゃるのならば、どのように対処すればよろしいのでしょうか?」


「蘭さん、彼女らとは、まず話し合いを致しましょう。彼女らと手を取り合う道があるという事も考慮に入れなければどのような被害になるか・・・。」


ジャスティンの言う通りだ。

もう、オーカムの二の舞は御免だ。


「話し合いですね、ではその話し合いを貴方がたにお願いしたいのですが、よろしくて?」


「待って下さい。そのように国を左右する事を、今ここで決める物ではありませんよ。ジン殿や他の主導者の事はいかがするのですか?」


「それはお父様にお任せ致しましょう。」


【違いますよ、蘭さん。考え方が違います。討伐をすると言うならば、この資料を見せたうえで貴方がたとして説明を、イン殿達の了承を得る行動が必要ですよ?】


「・・・成程。ヘファイストス殿の意見、誠にその通りでございますね。」


「御嬢!?」


「女媧、愛琳。もう一度情報の精査が必要です。頼まれてくれますか?」


「お、御嬢がそう言うのであれば・・・。」


「御嬢様に従います。」


「ヘファイストス殿、ジャスティン殿。今宵はここまでと致しましょう。女媧、愛琳、戻りますわよ。」


「はい、御嬢。」


「かしこまりました、御嬢様。」


そう言うと三人は引き上げて行った。



【ジャスティンさん、情報だけでも仕入れます。少し留守にしますので妹達の事をお願いします。】


「アーサー、無理はしないように・・・僕はこの件の事をジン殿と話してみます。」


【ふぁぁあ・・・終わったか?】


【エキドナ、いましたか。妹達の事を頼みます。】


【任せるが良い、じゃが・・・我も戦ってみたい物よな、この世界にそのような強者がいるのならな。】


「エキドナ、今日の所はアーサーの妹達と眠って下さい。明日もありますのでね。」


【分かった・・・ヘファイストスよ、明日の朝は「はんばあぐ」にせよ。】


【ええ、分かりました。では妹達を頼みますね、エキドナ。】


【米は大盛だからな?】


【ふふ、分っておりますよ。】


「では、僕はジン殿と話をしてみるよ。アーサーも気を付けてくださいね。」


【任せてください。】


そう言うとジャスティンとエキドナと別れ、リズ達の所へ向かう。

言っておかないとついて来るとか言いそうだからね。

この街では危ないから、夜は出歩かないようにとも言っておかないといけないよね。

リズ達が素直な娘だから、それだけが救いだよ。


さて、こちらは忙しくなって来たぞ。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



リズ達の事をエキドナに任せ、とある事が気になっていたので、昨日の宿屋へと戻ってきた。


「おや、若旦那じゃないかい!」


女将さんが笑顔で近付いてきた。


【やあ、女将。ちょっと聞きたい事があるんだけど、時間は大丈夫かい?】


「ああ、それで、何が聞きたいんだい?」


【昨日さ、「春を買ってくれ」と話しかけてきた可愛い女の子達の事を聞きたいんだけど・・・。】


「あー、ジーナとルリアの事かい?」


【名前は分からないので、そうなのかな?その子達の事を聞きたい。】


「・・・若旦那、妹さんの前だから買わないって言ったのかい?」


男って奴は・・・って言う顔で俺を見て来る女将。


【違う違う、知り合いに似ているのでね・・・その知り合いも、妹とはぐれてしまったと言っているんだよ。】


「そうかい、ジーナなら今日は上客の所に行っているから、一緒かも知れないね。」


【じゃあ、明日の方が良かったかな?】


「その上客って言うのが、ジーナを身請けしようとしてるんだけどね・・・ルリアが来てからは返事を待ってもらっているようなんだよ。」


【その上客と言う方は、ルリアさんとは馴染みが無いのですか?】


「ジーナと・・・あの二人は出会ってからまだ一の月も経っていないはずさね。それにルリアは昔の記憶が無いらしいんだ。」


記憶喪失っと・・・しかし何故だろうか、こんなに気になるのは・・・。


それにレヴィアさんが言っていた復活時期と違う。

彼女の話では当分先の事だ。

レヴィアさんが嘘をついている事はないだろう。

そんな事で嘘をついたとしても、俺達を騙しても彼女の利にはなるまい。


ルリアさんに話を聞きたいな。


印象こそ違うが、ティアやアセディアとそっくりの顔をしている女の子。

気にならない方がおかしいよね。


「だが、ルリアも良い子なんだよ・・・なんにも無けりゃあ良いがねぇ。」


【女将さんよ、そんな不安になるような事は言わない方がいい。】


「どうしてだい、若旦那?」


【嫌な予感がする・・・それと俺のこの予感は、特に悪い方の予感は当たるんだ。】


「嫌な事は言いっこなしだよ、若旦那。」


【この辺りで二人の、いや、ジーナさんの馴染みにしている上客がいる場所は分からないかな?】


「なんだい、ルリアだけじゃなくて、ジーナの事も面倒を見てくれるってえのかい?」


【場合によっては・・・かな?】


「ふーん、まあ、娼婦なんて言うのはそんなもんさね。それで、居場所だったかね?」


【そうだ、ジーナさんだけじゃなくて、ルリアさんも一緒の訳が気になる。】


「・・・若旦那、ソイツの家は新街区にある。でも・・・気を付けなよ、新街区の奴らは上級国民だ。」


【上級だろうが何だろうが構いませんよ。知り合いが困っているかもしれないんです。】


「分かった、アタイも心配だからね・・・家はここさ。」


女将はそう言って手書きだが地図を渡して来た。

・・・お世辞にも上手いとは言えない。

おっとそう言えば・・・。


【ちょっと借りるよ、女将。】


「何する気だい、若旦那?」


【自分に見やすい地図にするんだ。】


そして白紙の紙をもらうとスキルを使う。


【地図作成・・・。】


おお、これは便利だ。

頭の中で地図の位置が俯瞰で見える。


シャ・・・シャ・・・


「へえ、上手いもんだねぇ・・・。」


良しっと、分かりやすくなったぞ。


【女将ここで間違いはないかな?】


「そうだ、門をくぐると上級国民様方の区画だ。しかし、こんな地図が書けるなんてすごいね、若旦那。」


【じゃあ、ちょっくら行って来るよ。】


「気を付けなよ、若旦那。」


【下手な真似はしないさ、じゃあ、行って来る!】


そう言うと店を出て、夜なのに明るい街の中へと身を躍らせた。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



【・・・ジーナ、まだかな?】


ここに来ると一人になる。

ジーナはあの人と・・・ッボ!!!

えっと、その、あの・・・ごにょごにょな事をしている。

ジーナは、仕事なんだって言ってた。


私もしなければならないのだろうか?


ジーナにはそう問いかけた事もあった。

そう問いかけると決まってジーナは満面の笑顔になって「アタシに任せておきな!」と言ってくれた。

御飯が食べれるのもジーナのおかげ。

安心して眠れる宿があるのもジーナのおかげ。


ジーナは夜の名前をイサベルと言う。

げんじな?

だとか言っていた。

でも私にとってはジーナはジーナだ。


全部世話をしてくれる。

全部ジーナのおかげ・・・そう、これは少し前のお話。



・・・二人の出会い。


記憶が曖昧なのだがジーナから聞いた話。

このバイジンの大通りを、私はボロボロのローブだけで歩いていたらしい。

当然だが、悪い男達の声が掛かる。

でも分からない。


何故だろう。


何故私はここにいるのだろうか?

自分の考えでいっぱいだったので、その男達を無視をしていたら暗がりに連れ込まれてしまった。

何をされるのだろう?

痛い事だったら嫌だな。


(ていこう)しても良いよね?

押し倒された男の首を掴もうと手を伸ばす。


人間なんて脆いのにね。


そう思っていたところに声が掛かる。


「それぐらいで、止めておきな!」


声の方へ視線が移動する。

綺麗な人。

それがジーナとの初めての出会いだった。

男達に何かを言うとその男達は散って行った。


「アンタ、大丈夫かい?」


【・・・Я?】


「何だい、共用語は喋れないのかい?」


【Что ты говоришь?】


「あー・・・面倒なのを拾っちまったね。」


【・・・。】


「通じるかね・・・アンタの名前は何て言うんだい?」


【?】


何を言っているのだろうか?


「はぁ、仕方がない。ほら、着いてきな。」


【?】


「手を、貸な。手、これな?」


そう言うとその人は私の手を指さす。

手を掲げると、その手を取られた。


「着いてきな、まずは服からだね・・・飯はその後だ。」


ぐうぅぅ~・・・


いいタイミングで私のお腹が鳴った。

頬が紅くなる。

手を取られると引っ張って行かれる。


それがジーナとの出会いだった。



「あー・・・分かっちゃいたけど、巨乳か。」


【キョーニュ?】


「お、初めて反応してくれたじゃないか。でも、巨乳じゃ不味いね。」


【・・・マズイ?】


「お、そうだよ、不味いんだ。隠してやらないとな・・・とりあえずは「さらし」でいいか。」


【さらし?】


「お、分って来たじゃないか。」


私に笑顔を見せてくれる。

ああ、この人・・・良い人なのか・・・な?


「で、さらしを、こうして・・・こう・・・で、どうだい?」


【Тяжело?】


「何だって?」


【ぎゅー、ぎゅー!?】


「ギューギューって・・・きついのかい?今は我慢しな。」


【が、ま、ん?】


「そうだ、我慢だ。」



予備の服なども購入し、その店を後にする。



「腹減ってるんだろう?」


目の前に御馳走が並ぶ。


「最近できた店でな、拉麺とか炒飯とか・・・とにかく旨い物を出す店さ!」


【たーべーるー?これ?】


「そうさ、箸は・・・持てるかい?まずは、その涎を拭きな。」


【たべーるー!】


「おお、食え食え。」


【んぐ・・・もっ・・・もぐっ・・・んぁ!!!】


「ああ、水だ、ゆっくり食べな・・・飯は逃げないさ。」


【ん・・・ゴク・・・ゴク・・・っぷあっ!?】


「ラーメンは啜るんだ。」


【すする!!!】


ズルズル~


「おう、出来てるじゃないか。」


【すする!】


ズルズル~


「焼き餃子はだな、こうやって専用ソースを付けると美味しくなるんだよ。」


【はぐ・・・もっ・・・もぐ・・・おいし、おいし・・・。】


「そうかい、そうかい・・・しかし、よく食べるね。」


【はぐっ・・・もぐっ・・・もっ・・・。】


「あはは、良い食いっぷりだ!気に入った、アタシは「ジーナ」名前は言えるかい?」


【もっ・・・もぐっ・・・。】


「まだ難しいか・・・。」


【わた・・・し・・・は、ルクス・・・リア、ルリアと呼んで。】


「・・・驚いた。喋れたのかい?」


【共用語を・・・貴女から学習した。】


「学習って・・・こんな短い時間でかい?」


【まだ、不便だけれど、だいたいは・・・。】


「・・・訳アリそうだね。」


【歩いていた時と、その前の記憶が無い。何か重要な事だと思うの。】


「そうかい、ならアタシの所に来な。少しなら守ってやれる。」


【きっと迷惑なる、止めておくのが良い。】


「迷惑?っは、舐めないでくれないかい?迷惑上等、見捨てる方が嫌なもんさ。」


【でも・・・。】


「良いかい、ルリア?アタイが面倒を見てやる、思い出したり何かがあった時は声をかけな。」


【うん、わかった、ジーナ?イサベル?】


「ああ、イサベルは源氏名さ。本当の名前はジーナって言うのさ。」


【ありがとう・・・どっちで呼べばいいの?】


「ルリアは特別だから「ジーナ」って呼んでくれるかい?」


【分かった、ジーナ。】


「分かったんなら、ほら、どんどん食いな。」


【うん!】


「素直なのは良い事だ。」



「仕事を覚えたい、だって?」


【うん、ジーナのやっている、お仕事、教えて。】


「夜の仕事は止めておきな、お前処女だろう?」


【処女?】


「ああ、そうだ、それにルリアは・・・初めてだろう?」


【初めて?】


「あー・・・男女のまぐわいだよ。」


【う、うん。】


「初めては大切な人の為に取っておくもんだ。」


【そう言うものなの?】


「そう言うものだ、お前は働かなくて良い。」


そう言うとジーナは抱きしめてくれる。


「そうだ、ルリア。お前はアタシが守ってやる。」


ジーナはそう言ってくれるが、私は申し訳ない気持ちでいっぱいになる。


「今度は守って見せる・・・!」


それからジーナの仕事の終わりを待つ生活が始まった。

ジーナは高級娼婦と呼ばれているらしい。

その中でもジーナは人気の娼婦らしい。

毎日予約が入るのはその人気の表れなのかもしれない。


ジーナが拠点に使っている高級な宿も、その中の御客さんに言われて使っている宿だとの事だ。


私は・・・男の人は苦手だ。

何故だろうか、記憶の中にこの思いがある。

そう、あれは、あっ!?

っぐっ!?

思い出そうとすると頭に鈍い痛みが走る。


思い出してはいけない?


思い出すのは危険なの?

そして私は思い出すのを止めた。

過去が、その記憶がとんでもない物だったらどうしようと・・・。


ジーナにも迷惑をかけるかもしれない。


「ルリア、お前は、お前だけは私の側にいてくれるね?」


【うん、ジーナの側にいるよ。】


朝、一緒に寝る時にはそう言ってお互いを確かめ合った。

そして夜が来る。

ジーナが帰って来るのを待つ。

そんな生活が続いた。


「ルリア、部屋の中ばかりだと面白くないだろう?たまには宿の食事以外にも食べると良いさ。」


久しぶりの休みだと言うジーナと初めて会った宿へと向かう。

一階は食堂になっている。

また、あの拉麺が食べたいとねだった。

ジーナは快く良いと返事をしてくれた。


外出は久しぶりだった。


店に入ると、良い匂いが立ち込めている。

ちょうど御客さんが頼んだものかな?

夜遅いのに・・・御客さんがいるんだ。

その方向へ目を向ける。


トク


ん?


トクン


心臓が?


ドク!


え、何この気持ちは?


ドクン!


その男の人が。


ドグン!


その人が欲しい!


ドグン、ドグン!


「ルリア?」


蹲った私を見てジーナが声をかけてくれる。

頬を抑えて俯く。

こんな気持ちは初めてだ。

顔が真っ赤になっている私を見てジーナがどうしたのかと更に声をかけて来る。


「ルリア、どうしたんだい?」


【ジ、ジーナ・・・あの人が、あの人が欲しいって、身体が言ってる!】


そう言ってテーブルの方を指さす。


「なんだって?あそこの男だね。待ってな、話をつけて来る・・・良いんだね、ルリア?」


【う、うん。あの人を見ていると体が渇くような感じになって・・・。】


「待ってな、すぐ話をつけてくるよ。」


ジーナはそう言うとテーブルに向かって行った。



この気持ちは・・・。

何だろう?

初めて見る人なのに・・・。

身体がおかしい。


あの人を見る。


私の中の女が、全力であの人が運命の相手だと言っているようだ。

ああ、こんな気持ちは初めてだ。

そしてジーナが話しかけて・・・え!?

ジーナ、そっちじゃない。


赤い方だ!


違うよ、ジーナ!?

赤い人だよ!


【・・・ヘファイストスと申しますが、外れですし春は買えません。】


ああぁぁー!!!

ジーナの馬鹿!

気が付いたらジーナの側によって叩いていた。


ポカポカ!


「痛いって、こら、止めなルリア!」


プン、プン!!!


ジーナなんか知らない!

私は怒って店を出て行く。


「あー・・・お騒がせしちゃったね、ごめんね、若旦那。ごゆっくりお楽しみください!ルリア~悪かったってば!!!」


ジーナが追いかけてくるが構わずに歩く。

せっかくの好機が終わってしまった。

こんな気持ち初めてだったのに!

グスン・・・。


こうして私の初めての機会が失われてしまった。


「ルリア、悪かったって、待っておくれよ!」


【ジーナの馬鹿ぁっ!!!】


「悪かったってば!」


ああ、もうこんな機会はないだろう。


グスン・・・。


宿に帰る足はとても重かった。


「悪かったよ、ルリア!アタシが悪かったってばー!」


夜の街にジーナの声が響き渡った。

ここまで読んで頂き、誠にありがとうございます!

まずは、いつものから!

評価、イイネ、ブックマーク等々。

皆様には感謝しかございません。

ふっふっふ、明日からの事を思うと湯鬱ですが頑張ります。

さあ、明日で新人さんも各部署に配属になります。

これで一段落かな・・・。

問題が無ければ小説も頑張ります。

さて積み込んでいたお話を修正しなければ・・・。

それでは 次話、未定 で、お会い致しましょう。

来週も二話上げる事が出来るのか?

拙者も頑張ります!

それでは、御疲れ様でした!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ