紹介と準備
皆様、新しい物語が綴られました。
お楽しみ頂ければ幸いでございます。
それでは、お楽しみください。
ロビンソンを紹介しにジャスティン達の泊まっている宿へと向かった。
【ここだ、通りに面しているから大丈夫だね?】
「大丈夫でございます。」
【では、行こうか。】
「かしこまりました、旦那様。」
二人で入り口を潜る。
と、何時も座っている場所に皆がいてくれた。
「アーサーではありませんか・・・と言う事は、用向きは明日の事ですね?」
【そうです、ジャスティンさん。それと、紹介したい人がいまして。】
そう言うとロビンソンを紹介する。
【執事として雇っています、ロビンソンです。今後連絡などを頼むかもしれませんので、よろしくお願いしますね。】
「紹介に預かりました、ロビンソンでございます。オーガの牙の方々、今後ともよろしくお願い致します。」
「これは御丁寧に、リーダーをしています、ジャスティンと申します。こちらこそよろしくお願い致します。」
「俺はダンと言う。よろしくな、ロビンソンさん。」
「アンナだよ~、よろしくね~。」
「ラフィアと申します、ロビンソン様。よろしくお願い致しますね。」
【ディアナとエキドナは?】
「裏で修行中です。」
【ロビンソン、ジャスティンさんに明日の予定と三人の事を。俺は裏に行って来る。】
「かしこまりました、旦那様。」
初対面だけど、ロビンソンなら大丈夫だ。
宿の裏へと赴く。
探し人は、いた。
「「・・・。」」
緊迫した空気・・・睨み合いをしているようだ。
その空気を壊さない位置から見学する。
二人共、心地良い闘気だね。
動いたのはディアナからだった。
「んぉっ!」
パパパン!
左から入る。
早い三連打だ。
だがその左を軽くいなすとエキドナが反撃する。
「っふ!」
パパパン!
ディアナも負けずといなす。
二人共成長しましたね。
「っは!」
パパン!
ズシッ!
ディアナのジャブの二連打から右、だがそれもいなされる。
だがディアナの攻撃は続く。
間合いの範囲は同じぐらいだ。
互いに左を出すと先制したのはディアナだった。
「ッシ!」
ボボボッ!
「むっ!?」
どうやら予測したよりもディアナの左が早かったようだ。
「我の予想を超えるとは・・・やるようになったではないか、ディアナ!」
「いつまでも同じようにはやられねえぞ?」
ッボ!
「ヒュゥ!」
ディアナの顔のあった位置にエキドナの右が通り過ぎる。
ステータスも違うからな。
だが、ディアナの経験がまだ上のようだ。
互いに左の差し合いをしながら優位な位置を探して行く。
前世のボクシングの試合を見ているように、洗練されていて綺麗だ。
「ッシ!」
「ッハ!」
っと、互いの右が寸止めで止まる。
【ディアナ、エキドナ、素晴らしい攻防でした。】
パチパチパチ
「アーサーの兄貴、いたのかよ!」
【ええ、ディアナは左の使い方がとても巧くなりましたね。エキドナは後の行動にもつなげられる経験がついて来たようですね。】
【ヘファイストスよ、悪魔どもを叩き潰す、我の牙はどうなっておるのだ?】
【その寸法を測りに来ました。少し時間はよろしいですか?】
【時間などいくらかかっても構わん、最高の物を用意せよ!】
【では寸法を測りましょう。今から作成すれば、明日には渡せるはずです。】
【うむ、頼むぞ。楽しみではないか、悪魔などに我の治世を邪魔させる訳にはいかん!】
「おいおい、誰の治世だって?」
【我がいるのだ、我の治世に決まっておるであろう?それに、先日のような子らを、弱者を守るのであろうが、なれば強者の我の出番だ!】
【左様ですね、では採寸します。もう一度聞きます、鎧は大丈夫なのですね?】
【我には竜燐鎧があるからな、下手な金属鎧などよりはよっぽどマシであろうよ。】
【エキドナ、鎧を展開してみてください。】
【よかろう・・・竜燐鎧化!】
聞いただけだった物なので実物を見ると驚いた。
完全に鱗で体を覆う鱗鎧になっている。
アメリカンなヒーローが着ているような格好だ。
常時背中や手、腰回りや膝、足を守っている鱗の部分が展開して体中に鱗が生えるようになっているようだ。
これならメリケンサックのような小手を作れば十分であろう。
鱗で心配な事もあるんだけどね・・・。
それに、初見で師匠の攻撃にカウンターを合わせたのだ。
下手な鎧では動きを妨げる。
寸法を測ると二人に言う。
【では作りに行って来ますね。そのままの鍛錬を行ってください。貴女達はまだまだ伸びますから・・・特に、ディアナ。】
「ウッス!」
【努力出来る事も才能です。そのまま真っ直ぐに育ちなさい。】
「頑張るぜ、アーサーの兄貴!」
エキドナに明日の事を言っておくか。
【エキドナ、明日からの行動ですがよろしいですか?】
【何かあるのか?】
【俺の身内から三人、子供を連れて行く。一緒に守ってくれるかな?】
【弱者なのだな?】
【そうだ、戦闘訓練は受けていない。だが、俺の可愛がっている妹達だ。】
【いもうと?ふむ、家族と言う事か・・・ヘファイストス、お主の「はんばあぐ」とやらで、出来る限りの事はしよう。】
駆け引きなんてどこで覚えたんだよ。
【もちろんだよ、お願いするね。】
【任されよう。】
「そっか、バイジンに行くんだっけ?」
【そうだね、二~三日で戻りますよ。本命のヘルシャーにはその後ですね。】
【どんな経験を積めるのか、クケケ・・・楽しみだ。】
【では、頼みましたよ。】
【どんな悪魔であろうが我の糧にさせてやるぞ!】
「そうだぜ、アタイの経験にしてやるぜ!」
【ディアナは体調の管理をしっかりと行いなさい。俺もヘルシャーに行くのは初めてですが、今は秋です。かの国には極寒の季節に入るかもしれないですからね?】
「分かったよ、兄貴。体調を崩して活躍が出来ないのは御免だね。」
【では、ディアナはそのまま、エキドナと鍛錬をしてください。】
そう言うと商業ギルドへと歩みを進める。
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商人ギルドで鍛冶部屋を借りると目的の物を作る。
今回はエキドナの武器だ。
所謂「セスタス」と言う拳をぐるっと囲める小手のような格闘武器を作る。
もちろんだが、皮はドラゴンの物。
拳のゴツゴツしている部分、拳頭はドラゴンの骨を使う。
剣骨に当たる部分にミスリルで鋲を入れ込み、攻撃力を上げる。
まずはディアナと同じように包帯をバンデージのようにして、拳を守るようにする。
エキドナは基本的に相手を殺す時は貫手を使う。
その威力は下手な武器よりも攻撃力が高い。
そうなのだ。
彼女には基本武器がいらない。
その貫手が必殺なのである。
今回作っているのは対悪魔用の武器として作った。
拳術で戦う物となっている。
なので基礎はディアナから吸収させる。
それだけで十分なのだ。
彼女の格闘のセンスは計り知れない。
俺の弟子である、ディアナのスキルを彼女は数日で物にしている。
それと多分、彼女は氷系の魔法を使う事が出来る。
多分隠しているのであろう。
スキルも隠している。
多分だが、冷気を使った特殊な物だろう。
【さてと、後は各武器で聖剣を作ろう。】
カーンカーン!
と、その音を聞いてサーラとフェイが顔を出した。
「やっぱりや、ぼっちゃんやったぞ、サーラ。」
「ヘファイストス様、どうされたのですか?」
【やあ、二人共。エキドナの武器を作っていたのですよ。それと聖剣の量産ですね。】
「「・・・。」」
「坊ちゃん、見ててもええか?」
「ヘファイストス様、見させて頂いてもよろしいでしょうか?」
【構わないよ。】
カーンカーン!
「これや・・・これが・・・人の手で作り上げられる、「聖剣」なんやなぁ・・・。」
「フェイさん、これは・・・。」
「怯むんやない、サーラ。アンタもいつかはこの領域に首を突っ込むんやで?しっかり見ておきぃ!」
「は、はい!」
【サーラは、今は吸収する時ですからね。よく見ておきなさい。】
「はい、ヘファイストス様!」
カーンカーン!
ミスリル・ロングソードを八本、同じくリーフ・ブレイドとサイスを作って終了した。
これらは聖剣仕様に作ってある。
鑑定をかけると、狙い通り聖属性が付いていた。
この後にエギエネスシティに行って完成品させるのだ。
その話をするとフェイとサーラは鍛冶場に戻って行った。
帝国のサンクトゥスを回収して一緒に仕上げてしまおう。
まずは帝国に行き、陛下の許可をもらわないとね。
あ、大切な人の所にも顔を出さないとね。
午後はこの三つの事をやるように予定を入れよう。
ティアの所だからルイスを連れて行こうかな。
そう予定を立てると行動は早かった。
ここまで読んで頂き、誠にありがとうございます!
まずは、いつものから!
評価、イイネ、ブックマーク等々。
皆様には感謝しかございません。
第三幕、一通り読んで来たのですが、にらめっこ中です。
どう直そうかなと、一話一話の話を確認中です。
少々時間を頂きます。
それでは 次話 未題(仮 で、お会い致しましょう。
御疲れ様でした!




