ざまぁみろだ!
俺たち三人は、仕掛けてから外に出た。
あの三人が来たらどんな反応をするのか見るためだ。
いつもどおり、皆が登校し始め、あの三人が見えた。
「来たぞ!」
二人に声をかけ、俺は三人から少し離れて追いかけた。
三人がそれぞれ靴を脱ぎ、そして、下駄箱を開けた途端。
黒いモノがそれぞれの靴箱から飛び出した。
「「きゃあああああああああ!!!」」
悲鳴が響き、周りの女子生徒もそれを見て悲鳴をあげはじめた。
「いやぁぁぁ!」「こないで!こないでー!」「やだぁぁぁああ!」「うわあああぁぁ!!」
朝の下駄箱は大混乱に陥った。
俺たちが三人の下駄箱に入れたもの。
それは、家の台所によくいる黒い物体。ゴキブリだ。
そう、圭が二人に持ってきてもらったのはゴキブリだったのだ。
しかも生きているだけでは飽き足らず、一匹ではなく、十数匹ほどいれた。
あの三人を見ると、二人は大泣きしていた。一人は悲鳴が聞こえなかったのでよく見ると、開けた姿のまま硬直している。
「やったぁ!」
三人でハイタッチをする。作戦、というより仕返しは大成功である。
その後すぐに騒ぎを聞きつけた先生がかけつけ、硬直していた子は保健室に行き、他の二人は大泣きしながら職員室に連れて行かれた。
その日は二時間目まで自習となり(あの三人は戻ってこなかった)、三時間目は話し合いになった。
「今朝、貴方達のクラスメートに悪質な嫌がらせがありました。下駄箱に生きた虫を入れられるというものです。何か知ってる人はいますか?」
一人の男子生徒が手を上げたので、圭は思わずみじろぎをした。
が、どうやら単なる質問らしい。
「せんせー、彼女たちはどうしたんですか?」
「精神的ショックが大きかったから今日はもう帰りました。それで、誰か知ってる人はいないんですか?」
誰も手をあげない。
いや、何人かはこちらをちらちらと見ている。
どうやら渚が仕返しをしたんじゃないかと疑っているようだ。
そんな様子を見て、先生は大げさにため息をついた。
「何かあるなら手を上げてください。それか、後で先生にこっそりと言うのもいいですよ。でも、これだけは考えてください。彼女たちはいきなり虫などを入れられてとても怖かったでしょうね。これは本当に悪質ないたずらです。彼女たちのためにも、勇気を出して先生に知ってることを話してください」
一人の少女が、おずおずと手を上げた。
どこか嬉しそうに先生が指名する。
「・・・あの、私は渚ちゃんだと思います」
クラス中の視線が隣に集まり、彼女が身体を固まらせた。
どうでもいいですが、作者はGが大嫌いですw
ので、こんないたずらされたら卒倒しますねw




