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雪の耳飾り  作者: カイン
圭&渚
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19/25

帰り道

こちらは番外編です

祐樹達の過去が主にのっています

あまり本編とは関係がありませんw

(・・・あー。あいつどうなったかなぁ)

夕日が眩しい帰り道。

俺、圭はぼんやりと考えてた。

「・・・でね?って、ねぇあたしの話聞いてる?」

「んー?あ、ごめん、聞いてなかった」

「まったくもう・・・祐樹くんのこと気になるのもわかるけどさぁ、ちゃんと聞いてよ!」

隣を歩く俺の彼女、渚がふくっれつらをする。

小学校からの付き合いで、祐樹の初恋の相手だったりする。まぁ、どろどろの昼ドラみたいな関係ではなかったが。

こいつがこんな顔を見せるのはごく少数だ。それなりに心を許している証拠。

そして、俺はそのうちの一人でもある。

(・・・まぁ、彼氏なのに心を許されてないってのは悲しすぎるな・・・)

「悪い悪い。でもさぁ、渚も気になるだろ?祐樹のこと」

そう、今日はとても奇妙なことが起こったのだ。

あの奥手で女子が苦手な祐樹が、初対面である転校生にいきなり告白したのだ。クラスメートが全員見ている前で。

しかも、俺たちが出てくる前に彼女と二人で行ってしまった。

もちろん、教室に残って結果を知ろうとしたクラスメートは全員、渚と二人で追い返した。

もし失恋したなら、あいつはそんな顔を見せたくはないだろうから。

クラスの大方は振られるという予想だ。何人かは大穴を狙って受け入れられるに賭けていた。

ちなみに俺は受け入れられるに賭けている。

なぜか?

なんとなく、彼女の反応があまり悪い反応ではなかったからだ。

しかも、彼女もそこまで積極的ではないと俺はにらんだ。奥手同士、仲良くできるだろう。

本当に受け入れられるかは別として。

「ま、ね。昔から祐樹くんは大人しいし、あんたより奥手だからすっごく気になるけど・・・でも、さ。もうちょっと、なんてゆーか、あたしの話聞いてくれても・・・」

「大丈夫大丈夫。俺は渚のことが一番好きだって」

心の底から言う。実際、幾多という女の子を口説いても一番は渚だ。それは絶対に変わらない。

今日来た転校生だって、渚にはかなわない。まぁ、あの子に手を出す気は元から、ない。

「・・・わかってるよ・・・でも、心配になっちゃうんだもん」

渚のこんな弱気の顔なんて見られるのは俺くらいだろう。祐樹だって、渚の家族だって、知らない、俺だけのもの。

そんな顔が可愛くて、思わず身をかがめてキスをする。

「んっ・・・・・・ちょっと、真面目に言ってるんだってば!」

「わかってるって。でもさぁ、可愛かったんだからしょうがないだろ?」

「まったくもう・・・!」

真っ赤になる可愛い渚を横目で見ながら、俺は思い出していた。


俺が渚と出会ったのは小学校の頃。

俺が転校してきた事から始まったのだ。

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