青い空
夜まで圭の家に居座り、晩ご飯まで食べた。
圭の家で気持ちの一部を言ったからか、少し気持ちが軽くなった。
だが、やはり全てまでは晴れず、大体はもやもやとした気分のままだ。
「あー、どうしてかなぁ・・・」
ベットに倒れんだ時、ふわりと花の香りがした。
「・・・?窓から香りが入り込んだかな・・・?」
眠りにつく直前。うつらうつらとしながら、一つの疑問が浮かんだ。
(・・・あれ?でも、窓なんか開けてたっけ・・・?)
しかし、思い出す前に意識は闇に包み込まれた。
登校日の朝。
教室に入り、自分の席へ向かう。
「・・・でねー、そしたら、きゃっ!」
途中、話をしていて余所見をした女子とぶつかってしまった。倒れそうになったクラスメートをとっさに支える。
「大丈夫?」
「う、うん・・・ごめんね!余所見しちゃってて」
「いいよ。怪我とかないでしょ?」
笑いかけ、席につく。後ろから圭が首に腕を回してきた。
「おーおー、どうしたんだよー?あの女子が苦手なお前が!受け止めて、しかも普通に話すなんて!休みの間に何があったのか、おにーさんに言ってごらん?」
「なんもねーし、お前を兄だと思ったことはねー」
(・・・あれ?これ、どっかで・・・)
首を傾げるが、思い出せない。
(まぁ、こういう会話は結構やってるからな・・・だからかもしれん・・・)
「うぜーし暑苦しい。さっさと離れろ」
「まぁっ!祐樹ちゃんが不良に!お母さんはそんな子に育てた覚えはありませんよっ」
わざとらしく頬に両手を当て身体をくねらせる圭。
「お前に育てられた覚えはねーし、母親じゃねぇだろっ!」
「クスン、祐樹ちゃんったら冷たい・・・」
「だー、うざってぇ!」
「わかったわかった・・・あれ、お前今日は本とか読まねぇの?」
「・・・あ、忘れた」
いぶかしげな、少し心配の混ざった顔で圭が覗き込んできた。
「どうしたんだ?ホントにお前おかしいぞ」
「大丈夫だよ」
確かに最近変なのは自覚しているが、原因がわからないのだからしょうがないだろう。
「んじゃ、こっちに来て話そうぜ。確かさ、お前もやってただろ。ほら、PCのオンラインゲームのさぁ・・・」
その題名のゲームは確かに俺もやっていて、結構やりこんでいたゲームだ。すでにレベルはほぼ最高レベルである。
俺はゲームの話を聞きながら、ふと、空を見上げ。
「あー、青いなぁ・・・」
「あ?」
「いや、空が、さ」
「あー、ホントだ」
つかの間、俺達は空に見とれていた。
次で最終話です!
最後は、文字数がちょっと多めになってますw




