28/32
二十八話 「高速道路」
改修工事で揉めて、その謝罪の意として、大家の奢りでプールへ行くことになった。
「シートベルトしろよー」
「はーい」
「あれ、付きづらい」
「私たちを守ると同時に、時同じくして縛り付けているのね」
「......?」
高速道路に乗って、民営のプールへ向かう。
「うおっ!?」
大家、突然の急ブレーキ。
「ぐえっ!?」
彩葉たちはシートベルトに絞め殺されかけた。
「なんだあの車......!大丈夫かお前ら?」
「おい!大家さん!」
安音はブチギレ。
「......おえ」
彩葉は、その急な圧力に耐えられず、手を受け皿にして吐いた。
「あ、彩葉さんが吐きました」
「嘘だろ!?」
「っ......お酒飲んでないのに」
「......わ!燕さん鼻血!」
「......」
燕はシートベルトが付かず、前の席に顔面から衝突した。
「......うわ!こいつ煽り運転までしてきたぞ!」
「止まって!!」
無事到着。




