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十四話 「国外追放」
大家姉は、例のミイラを持って国際空港へ向かった。
タクシーに乗って、話す相手は電話だ。
「優子?」
『はい、何です?今死にかけてるんだけど』
「今どこだ?」
『あの国、テロリストが来てる』
「爆弾じゃんじゃん?」
『多分』
「今から行く」
『はい?冗談半分に行く場所じゃないっすよ』
「私の偽物、あのドールだよ。最早日本では処分出来ない」
『ガガガ......』
電話の向こうから、何やら荒れた物音がする。
『知りませんからね?......この国、代表腐ってるんで帰ります。空港で待ってますので』
プー。
電話は、優子によって切られた。
「忌々しい私の偽物。もうすぐで消せるからな」
「お姉さん、検査には通したからもういいけれど......こんなの海外に持ってくのかい?」
「......黙れ!人には人の事情があんだよ!検査は好きなだけさせただろ!?違法なものはないんだから、人の事情を私的に詮索するな!」
「もっ、申し訳ありません......!」
「フゥーッ」




