十一話 「優子、海外で」
こんにちはと、優子です。
さて、今は海外に来ています。
最初こそ、凡な田舎に井戸や学校を建ててたりするような平和な仕事だったんだけど、どうも今回はおっかない。
普通は危ないマフィアとかがいる国や地域は諦めて避けてたんだけど、この国に国際規模のテロ組織が来るらしくて......。
あのアパートにまた帰りたいとか思っちゃう。
でも、今は稚陽も瑠璃も待ってるから。
だから、少しは安全を考えて、現地に詳しい案内を付けてる。政治家とかお偉いさんだと、街に対する理解力は劣ってしまう部分があると感じるから。
「This place is likely a target for a terrorist attack, so let's move a little further away」
(ここはテロの目標になる場所だろうから、少し離れよう)
「おけまる」
テロ組織にはミサイルとかもあるらしく、お偉いさんのいるマンションやホテルを狙って撃ってくるとか。目的は知らん。でも、聞いた感じ不法居住者の集まりらしいから、きっと国際の壁をなくせって言ってる。
「はあ......」
「Are you OK?」
(大丈夫?)
「Ya. But I miss my family」
(まあ。だけど家族が恋しいよ)
「優子さん。状況次第では、帰っても怒られませんよ」
「うーん......」
仕事自体はあと一個、新しく造った学校の確認と指導。一見、あまり利益が出なさそうだけど、報酬が手厚いからこの仕事はありだ。
でも、だからと言って、命を落としたら何もかも終わりだ。
突然だけれど、知人の結婚式にも呼ばれていた。その頃には帰られるように調節しよう。
はい、一個早く帰る理由作った。そろそろ帰られるかな?




