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黒闘 -メーラスファイト-  作者: 黒陽
黒英 -メーラスユーケー -
36/40

第36話 その後 - 黒闘組 -

マサルを加えた黒闘組に変化が!?

第36話 その後 - 黒闘組 -


マサルが加わった黒闘組は大波乱を迎えた。


マサルは黒闘を一度しかしたことがなく特に運動もしていなかった。していたといえば、ためにポール、エラそしてポリンとテニスをしていたぐらいだ。因みに、エリザベスさんは年のため参加していなかった。


なのでまずは運動をしにジムへ通っていた。マサルは誰よりも熱心に取り組み、1ヶ月もすると腹筋がバキバキの武の来た当時のような身体になっていた。


しかし他の方が体が優っていて、武は言うまでもない。黒闘では武の無双が続いていて、観客も数人しか来なくなってしまった。


そして2ヶ月がたったころ、ついにマサルの参加が許された。身体も他には負けないぐらいに仕上がっていた。


そして会場へ行くと満席になっていた。

「誰だ?期待の新人さんは?」

「一位を負かしてやれ!」


すごい人だ。おそらくアリスさんがマサルを餌に誘い込んだのであろう。


いつも通り武以外の選手の試合が始まった。ルール説明は省いたようで、早速マサルと 島 亮太 との黒闘だ。


島 亮太 は万年Cクラスだった生徒だ。小太りだった見た目も随分変わって、カッコいい。


アリス) 「メーラスファイト 開始」


島 亮太 はいつも通り刀を出した。刀が一番安定していて強い。それが主流になっていた。


対してマサルは一年前日本で武と戦った時の短刀ではなく、短剣を出した。違いがあるかはわからないが両側に刃があることは見て取れる。


「ファイトー」

「あいつ、短剣使うのか?!」

「いけー」


決着はすぐについた。島が刀を振りかざす瞬間に、マサルは左に避け、そのまま走ってたやすく右手筋を切った。今までは当てるだけであったところを思いっきり切った。


アリス) 「ウィナー マサル!」


観客は少し驚いたが、すぐに歓声が上がった。

「新人すげー」

「マサル、ナイス」

「グッドジョブ」


マサルはその後次々と負かしていった。短剣とその俊敏さを活かしながら。



そしてついに準決勝戦。犬飼 健太郎とマサルが舞台に上がった。

「このまま勝っちゃえ〜」

「お前ならできるぞ」


犬飼は今まで二位の座を抑えて来たが、一度も武に勝ったことがない。


アリス) 「メーラスファイト 開始」


犬飼が細い針のようなものを出した。そう、犬飼は皆のように刀ではなく、素早く軽い、針を使っている。


針とはいっても長さは刀と同じく、また細くても強いという、メーラスフィアの性質を利用した創造作だ。


マサルは同じく短剣と見せかけて、二股に分かれた短剣とを出した。アルファベットで表すと、先ほどまでは ' l ' 小文字のエルだったのに対し、今のは ' Y ' 大文字のワイのような見た目だ。


この変化は観客を注目させた。


先に攻撃を仕掛けたのは健太郎。彼はマサルの方へ走っていった。


マサルは、'もらった' と思った。お得意の左に避けた右筋を切ったと思って振った短剣は空振りに終わった。


実は健太郎が走っていった後、マサルに攻撃を仕掛けると見せかけて直前で止まっていた。


そして空振ったマサルの右手を針で串刺した。


観客は静まり返った。

「...」

「...」


アリス) 「ウィナー 健太郎!」


がまた騒ぎ始めた

「次勝てるぞ〜!」

「諦めるな」

「また来るから次勝てよ!」


マサルを応援する客が多く、健太郎は過ごしにくそうであった。マサルは驚きなぜ皆が応援するか理解していなかったが、皆に手を振って退出した。


次の試合マサルは見学をさせてもらった。いつもは戦っていない時は特訓なのだが、観客が以外にも盛り上がったため、アリスもマサルを勝たせたいのであろう。


武が健太郎のいるステージに上がった。


アリス) 「メーラスファイト 開始」


武は大剣を出した。今までは長刀であったのになぜ変えたかといって思い当たるのはマサルの出現だろう。


健太郎は先ほどと同じ針を出した。


健太郎が走って行くと武は後ろに避けた。先ほどの作戦は通用しないみたいだ。


そして次に健太郎が針を突き出すと、武は大剣の側面で防御した。


2人は距離を取りながら隙を狙っていた。何も起こらない沈黙の時間がたち、武がついに動き出した。


武は思いっきり左に大剣を振りかざした。右にしか効果がないものので左は何もないのかのように通り過ぎた。


しかしその瞬間、健太郎の腕が吹っ飛んだ。左から体を抜けて右を切り裂いたということだろう。


今までこんなことをした選手はいなく、ましてメーラスフィアのある右手を切り離したことはなかった。


だが、血が一滴も出なかった。


「...」


アリス) 「ウィナー 武」


すぐに緊急班が駆けつけた。そして健太郎は切り離された腕とともに病院に搬送された。


その後、観客は帰っていった。腕が切れたことや、血が出なかったこと様々なことが同時に起こった。


次の日、アリスから黒闘が休みだと伝えられた。健太郎の問題が解決するまではないらしい。しかし給料はもらえるとみたいなので問題はない。

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