第17話 青と武
第17話 青と武
ある土曜日、武と青の元に一通の封筒が届いた。そこには2通の手紙が入っていた。
一通は親戚からであった。
===========================
竹下 青、武
青ちゃんと武くんのお母さんお父さんそしておばあちゃんおじいちゃんの死が確認されました。
お母さんたちは、アメリカに旅行に行くと言ってなかなか帰った来ず、私も最近知りました。お母さんに前もって渡された遺書を添えておきます。
斎藤 雅子
=============================
あまりに突然だ。青は泣き出してしまったので、武が遺書の手紙を読み始めた。
=============================
青と武へ
この手紙が届いているということは、私たちはいなくなっているということです。また、2人の顔を見たかった。
ここからはあなたたちのこれからについて書きます。まず、ずっと言っていなかったけど、青と武は血が繋がっていません。
それは、私が入院していた時のことです。病室には隣に若い女性もいました。彼女は夫が不明にもかかわらず産むと言っていました。
青が生まれた日、彼女も出産したものの子供の命しか助かりませんでした。しかし、その女性には身寄りがいなく医者は孤児院に預けるという話をしていました。
そこでお父さんはその子引き取ると言い出したのです。そして、その子を武と名ずけました。また、同じ日に生まれたため、双子といったほうが都合が良かったのです。ごめんなさい。
それで卒業後のことなんだけれど、今のうちに2人で住むか、売って資金源にしてください。貯金は2年分程度しかないです。2人で分けたら、一年分ずつということです。
迷惑かけてごめんなさい。
母より
=============================
あの武まで泣き出してしまった。しかし、空気を読めない銀はいった。
銀)「もう一方の祖父母はいないのか?」
青) 「4年前にいなくなった。」
武) 「青は俺の兄弟じゃなかったのか」
青) 「待って!」
青は涙を拭き、嬉しそうにいった。
青) 「て事は、私と武が付き合っても、結婚してもいいんだよね」
武) 「本当か!」
そうだ。これまで2人は互いが好きであったが、兄弟愛は許されないため、泣く泣く兄弟として生きてきたのだ。
青) 「そういう事だから、マサル別れてくれる」
マ) 「いいよ、青、良かったな」
青) 「ありがと、やっぱりマサルは優しいね」
麻) 「武、私たちは?」
武) 「別れよ、元々麻里には興味はあまりにないし。また、マサルと付き合ったら」
麻) 「...」
マ) 「武、それはちょっと勝手すぎないか!」
マサルは少し怒って言った。
武) 「何こんな事で怒っているんだ」
武は笑いながら言った。
マ) 「こんな事?麻里の気持ちを考えて言っているのか!」
武) 「マサル、怒りすぎだ。」
マ) 「武!」
銀) 「お前ら落ち着け、いい解決法がある」
武、マサル) 「いい解決法?」
銀) 「あぁ、覚えているか。俺のメーラスフィアの使用案」
マサル) 「あの戦うとスポーツ系のやつか?」
銀) 「そうだ。あれでどちらが悪いか白黒はっきりつけるといい。そんでいいですか、進藤補佐?」
進藤補佐) 「了解した。次の土曜日にマサルと武がメーラスフィアを使って戦う。条件は、武が勝ったら、林に謝る、磯貝が勝った場合はどうする?」
マ) 「なんでもやってやる」
これは初めてマサルが堂々と皆の前で発言した。これほど堂々しているところは見たことがない、皆そう思っていた。
麻) 「マサル...」
しかし、麻里はどこか悲しそうであった。
ついに次部はマサルと武の戦いです




